こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
今日のご質問です。
他にこのようなご質問も頂いております。
そうですね・・・私の答えは、何もしないです。
本人のやる気は本人でしか上がらない
まあ、当たり前の話ですが、本人のやる気は本人にしか上げられません。
本人がやる気がないのに無理やりやらせるのは、確かに英語をしっかり身に着けてほしいという親から見たらやってもらいたいことかもしれませんがあまり意味がありません。
なぜなら、そうやって嫌々やった勉強って身にならないからです。
やはり、自分でやりたいと思ってやる、合格したいと思って勉強するのが一番です。
私が運営している英会話教室では「本人がやる気なければ受けなくていい」というスタンスです。
受けた方が良いけど、無理してまで受けなくていいよ、と。
でも、ある程度英語力が伸びてきたら受験を勧めます。
多くはその時に「やってみたい」となります。
それは、実は下準備しているんですよ。
受けるのが当たり前の環境をつくる
私の場合は英会話教室を運営していて、月に一回ニュースレターを出しています。
そこで、年3回行われる英検の結果を伝えるようにしています。
これが「環境づくり」に役になっています。
そこには学年と合格した級が書かれてあります。
それを見た生徒さんは何て思うでしょう?
そうです。
だいたいの英検取得の学年が分かります。
「だいたいこの学年だとこの急を取っている人が多いのか」
と見ていれば分かります。
すると、
「自分は今〇年生だから、そろそろかな・・・」
とか自分で思うのです。
そこで、私が下準備ができたと思った生徒さんに声を掛けます。
「英検って知っている? そろそろ受けてみない?」
と・・・。
周りに英検受験している子がいたら、そういう子の話をすると良いでしょう。
「あの子も合格した、その子も合格した」となれば、きっと気になるはずです。
特に仲の良い子が合格したとすれば・・・。
もしくは「あいつには負けない!」と思っていた同級生が合格したとすれば・・・。
親が「親が良いと思うから受けろ」ではなかなか小学生高学年の生徒は勉強しません。
でも、ピア・プレッシャーがあると、自然と受けたいと思うようになります。
ピアプレッシャーとは、いわゆる「同調圧力」のこと。 職場などで相互監視が行われることにより、ミスなく仕事を進めなきゃ、周囲に合わせて自分も残業をしなくちゃ、といった精神的負荷(ストレス)を感じやすくなります。
英検受験は土台ができてからがおススメ
ちなみに、英語学習を全くしていない子に英検の参考書を買って、「3ヶ月で受験してみよう!」とかはおススメしません。
子供の負担が限りなく大きいからです。
私の英会話教室では土台ができて、参考書を渡し、3~6ヶ月と見ています。
早くとったから合格に色がつく、なんてことはありませんので時間を掛けても良いのです。
むしろじっくりやることをおススメします。
ただ、この際に難しいのは下記の3条件がそろっている時。
1.子供が英語を勉強したことがない
2.親が教えられない
3.教えられる人が知り合いにいない
こういう場合、ちょっとした質問などがあっても自分で考えなければなりません。
どう考えても参考書を見ただけで分からないという場合は最悪です。
理解しないで受験となるからです。その結果合格しても分からない所はそのまま、となります。
これでは「英語を今のうちにしっかり身につけさせたいので英検受験」という目的にそぐわないでしょう。
そういう時は無理に自分で教えようとせずに、ツールに頼りましょう。
おススメはこちら。
一回払って一年間使いたい放題なので、その点も安心です。
合格実績も90%。
ぜひのぞいてみてください。
親子で英会話は子供が恥ずかしがる可能性が高い
「日常生活において少しずつ英語に興味を持ってもらえるように簡単な英会話を子供にしています」とのことですが、これは子供が恥ずかしがります。
「なんで日本語で話せばいいのに英語で話すの?」
と思っているはずです。
時々、私が運営している英会話教室の英語が話せるようになった生徒さんの保護者からこういう話をされます。
え? かなり話せますよ、と言うとびっくりされます。
それは、家庭では英語を使う機会がないので親が子供の英語力を知ることができないのが原因です。
ちなみに、
「なんで家で英語話さないの?」
と聞くと、
生徒さん「だって話す機会なくない?」
と言われます。確かにその通りです。
話せても、家では話しません。
それが話せないのに親の英語での語り掛けに英語で返すというのは・・・多くの子供にとっては「何の罰ゲームだよ」と思うことでしょう。
しかもそれが突然であればなおさらです。
親が英語で話しかけ、子供が英語で恥ずかしがらずに返事をするには、それが当たり前の環境で育てることが重要です。
小さいころからそう育ってきた、など。
親が日本人でも、英語だけで話しかければ英語を話せるようになります。
これは間違いありません。
突然思いついたように何かを始めるのは、始めないよりはいいですが、子供の感情を無視することはできないので小学生中学年以上は難しいでしょう。
まだお子様が小さいという方はぜひ、小さいころからそういう環境を作ってあげて下さい。

