こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
私が定期購読している「英語教育」という雑誌があるのですが、その中で大学教授がこのようなことを言っていました。
正確な文面は雑誌がなくなってしまった為に思い出せないのですが、英語コンプレックスを持つ学生が取り組めるようにと「DS de イングリッシュ」という活動を行ったそうです。
「えいご漬け」には英語力判定機能があるのですが、4ヶ月で全体の約30%くらいの学生が「えいご漬け」を終了し、10レベルある「英語力判定」で飛躍的にレベルが上がったとのこと。

実際ゲームみたいな感じかどうか買って試してみましたが、本当にゲームみたいでした。ゲーミフィケイションという言葉が一時期流行りましたが、まさしくその内容を地でいっているような内容。
普段の「トレーニング」自体がすでにゲーム感覚ですが、それに加えて「判定」でのレベルアップ感、そして通信機能による友達との対戦、これは盛り上がります。
ただ、全く英語が苦手なところから始めるのは少し難しいかもしれません。
この記事ではそのあたりを踏まえて「えいご漬け」を最大限活かすにはどうしたら良いかということを中学3年生の観点からお伝えしていこうと思います。
テーマとしては、英語に苦手意識がある中学3年生がリスニング力とスペリング力を楽にアップさせる、です。
「えいご漬け」を使う前提として、ある程度の英語力が求められる
まず、全く英語が分からない、という状態で始めてしまうと、このソフトを活かすどころか嫌になってしまいます。
全く英語力が0の状態から始めるのは難しいということです。
だから、中学3年生で英語が苦手、もっと言うと英語の試験で40点以下しか取れていない。そういう場合はまずはこちらの記事の内容で対策をしてください。

この記事の内容をカンタンに言うと、
①アルファベットをしっかり覚えて
②英文が読めるようになって
③英文法を一年生からやり直しましょう
ということ。
と思うかもしれません。
しかし、英語の点数が40点以下ということは、上記の①~③のどこかで必ず引っかかっています。だから、先ほどの記事を読んでしっかりと対策をしましょう。いきなり「えいご漬け」を始めると挫折しますし、その良さを100%活かせません。
その点は「楽」ではないかもしれません。
でもその下地があるからこそ後々「楽」になるのです。
「えいご漬け」はこう使え!!
「えいご漬け」は「ディクテーション」という外国語学習法ができる内容です。
①聞き取り、②書き取る
これをひたすら繰り返していくのです。
こうすることで、「何を言っているのか」を正確に聞き取れるようになっていきます。

問題は中学1年生レベルから3年生レベルまでが収録されていますので、まさしく高校受験対策にもなる内容です。
そういう問題を聞き取り、書くことで、高校受験にも出題されるような英語の文章を正確に理解できるようになっていきます。
リスニングだけだと、聞き取った内容が正解かどうか分かりません。
また、文章を読みながらリスニングするのも有効な手段ですが、その場合はしっかり聞き取れているのかどうかを確認するすべがありません。
聞き取り、それを書きとるからこそ、ちゃんと聞こえているのか、それとも間違って聞こえているのかが分かります。このチェックできるというところが大事なのですね。
誰か英語力のある人と一緒にできるのが一番良いのでしょうが、その場合はお金が掛かります。でも、ゲームだったらゲーム機とソフトがあればいつでもできます。それこそ隙間時間でも・・・。
なお、ただ単に聞き取って書き取るだけではもったいありません。
より効果的に学習する為に、次のことをしてみてください。
英文理解は主語と動詞を見分けられるようになることが大事
中学3年生になって、長文読解が苦手だ、という生徒さんが増えてきます。
それは、ひとつの英文が長くなって、主語と動詞が見分けられなくなることで起こってきます。
リーディング力を高める記事はこちらで書きました。

長文読解ができるようになりたいという場合はこちらをお読みください。
英語の文章が理解できないという場合、一番の問題は主語と動詞が見分けられないこと。
これが分かればほとんどの英文は理解できるようになります。
そう、単純なのです。だからこれは誰でもできるようになります。
でもなかなかできるようにならない生徒さんがいることも事実。
私は、それは単純に「量」の問題だと思っています。
つまり、主語と動詞を意識して読んでいるか、または正しくそれを捉えられているか、です。
特に英語が苦手な中学3年生にとっては、自分で「これがこの文章の主語と動詞だ!」と思っても、それを見てくれる人がいなければ「たぶん」で終わってしまいます。
しかし、「えいご漬け」はこの問題を解決してくれます。
この画面を見てください。

書き取りが正解すると、上の画面のように主語と動詞を色分けで教えてくれます。
リスニングをし、文章を書きとりつつその英文の主語と動詞を意識してみてください。そして、正解した後の英文の色分けを見てください。
自分が考えた主語と動詞が合っていますか?
合っていればOK、合っていなければ「なぜか?」を考えてみてください。それが力になります。
そしてこれを繰り返すことで・・・自然と英文の主語と動詞が分かるようになります。
これができるようになると、英語はググっと楽になりますよ。
その通りです。逆にすでにある程度英語力があると思うのであれば、すぐにでも始めることをおススメします。
特に今まで「主語と動詞なんて意識してこなかったな・・・」という生徒さんは、それを意識しながら「えいご漬け」を1か月トライしてみてください。きっと1か月後の自分の英語力にびっくりするでしょう。
最後に、「英語が苦手」から「英語が好きになる」には、それが得意になるしか道はありません。

今この記事を読んで、「英語の勉強の仕方に光が見えた!」と思ったらすぐに行動してみてください。
きっと、「自分って意外に英語分かるじゃん!」と思ってもらえるようになるでしょう。