こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
今回は現在アメリカ留学中の高橋奈々さんに記事を寄稿していただきました。
「実は、留学の為の手段って色々あるのです」
そう語る高橋さん。
「なら、それを教えてください!」
とお願いして作ってもらったのが今回の記事です。
留学したいという中高生の皆さん。そしてそういうお子様を持つ保護者の方。じっくりと読んでみてください。もしかしたら、「以外にできるかも!」と思ってもらえるかもしれません。

Contents
1. 高橋奈々さんのプロフィール

2. 留学に行く利点
早速ですが、
何だと思いますか? 答えは下記の通り。
・語学の上達
・視野が広がる、色々な角度から物事をみられるようになる
・自分自身に自信がつく
・自分の意見を持ちはっきりと言えるようになる、人前で話すのが怖く無くなる
・シャイな性格を克服できる
・物怖じしなくなる
それでは具体的にお話ししたいと思います!

アメリカ人はYES &NOがはっきりしていると日本ではよく耳にすると思います。
そんな環境に鍛えられたこともあり、自分の考えを周囲と共有できるようになりました。そのきっかけとなった理由は、アメリカの授業にあります。
アメリカの授業はディスカッション式が多いです。つまり、議論形式になっています。これがアメリカと日本の授業の大きな違いです。
日本では先生が一方的に話しをしますよね。それに加え、生徒が自分の意見を発表することもあるかもしれませんが、アメリカではそれよりも踏み込み、その意見に対して他の生徒はどう思っているのか、と言う話になります。
そこから、そんな考え方もあったのか!と視野が広まっていくのを実感します。
当初、アメリカの授業に参加したばかりのわたしは、もともとおしゃべりな性格ではありましたが、完璧ではない英語で自分の意見を共有することをクラスメートはどう思っているんだろうとすごく不安でした。
しかし、意見を言わなければ成績は取れません!ということで、少しずつ授業で積極的になり始めました。
それにより気がついたことは、”自分が気にするほど案外周りはどうにも思っていない”ということです(笑)
もちろん、意見に対しては色々突っ込んだ質問をされることはありますが、わたしの英語に対して批判されたことはありません。
積極的という言葉が出ましたが、それと同時に感受性や創造性なども身につきました。
留学により自分の殻を破くことができ、留学をして本当に良かった、と日々感じています。
アメリカ人は個人主義的なところがあると思います。なんだか自己中心的な感じに聞こえてしまうかもしれませんが、裏を返せばこちらが頑張っただけ相手も受け止めてくれ、個人との繋がりを大事にしてくれるように思えます。
日本だと友達作りや人の前に出るということなど恥ずかしさが先に出てしまうことが多いですが、留学はそんな性格を克服させてくれました。カルチャーショックもたまにありますが、それがわたしに良い影響を与えてくれていると感じます。
それでは次のトピックに移りたいと思います。
3. 留学に行く方法
大事な疑問ですよね。答えは、
探せば無料のプログラムはいくらでもある
留学と聞くと多額のお金が必要なイメージがありますが、実はそうとは限りません。
無料のプログラム
トビタテ!留学JAPAN
https://www.tobitate.mext.go.jp(リンク切れ)
“政府だけではなく、官民協働のもと社会総掛かりで取り組む「留学促進キャンペーン」”
私もこのプログラムにより高校3年生の頃にニューヨークに1ヶ月半短期留学しました。
トビタテ!は語学を上達させるということだけではなく、自分の研究したい分野を目的にすることが求められます。もともと行き先やカリキュラムが決められたものとは違い、自分の留学を一からアレンジすることができます。
ちなみに、スペインの方には高校生2年生の頃に河北新報が主催していた「平成青少年遣欧使節団派遣プロジェクト」というプログラムに合格し、数日間ではありますが 渡欧することができました。
インターネットの活用はもちろん、新聞や学校での広報などにアンテナを張ることも重要かもしれません
無料のプログラム(東北の人向け)
Support our Kids
https://www.youtube.com/watch?v=O8cVLmEnSpw&fbclid=IwAR0aed2KczOA5JAbXf-zA7v0Q7b8i5f_D2vAmeSN2dKjAdUTLxviX6B6hfY
TOMODACHIイニシアチブ
http://usjapantomodachi.org/ja/
これらの団体は東日本の被災者向けにプログラムを提供しています。海外のみならず、地元のことにも触れられる良い機会ななることでしょう。

私が学生時代に後悔していることの一つは、英語のエッセーコンテストに参加しなかったことです。どうせやっても賞を受賞できないし…と当時は思っていました。が、やりもしないでよくそんなことを言っていたな、と振り返ってみて思います(汗)
英語ができないことを理由にしていた私ですが、日本人の私たちにとってはそれもそのはずですよね。
例えば、TOEIC で主催のエッセーコンテストで賞を受賞すると、海外研修が贈られます。入選することを狙うもよし、英語が好きならば力試しでやってみるもよし、どんな分野でも良いのでコンテストに参加してみてはどうでしょうか?
さて、大学留学をした私ですが、そこまでの道のりは長いものでした。そもそも、どうやって受験すればいいのかすら分からない。
ということで…
4. 大学留学&英語資格習得
答えは、
TOEFL(兼SAT)を受ける
どんな試験なのか?
TOEFL とは:英語を母国語にしない人たちのための資格試験
https://www.ets.org/jp/toefl
SAT とは:日本のセンター試験のようなもの
https://www.collegeboard.org
上記の2点はあくまでも主流のものです。大学によっても募集要項は違うため、きちんと自分で調べる必要があります。
なお、TOEFLやSATの問題集は一般的な本屋さんで販売されていませんが、Amazonを使えば簡単に購入することができます。テキストを買う際には自分に何が必要かよくチェックしてから間違いがないように購入して下さいね。
・席の確保 (月初めに毎日確認を)
・クレジットカードが必要
・英語で情報を記入 (住所を注意)
・登録に時間制限がある
・身分証を持参する(パスポートと受験票)
・受験票を自分で印刷する
私の受験失敗談
プロフィールにもあった通り、私は一年間の浪人を経験しました。
私の失敗談をもとに、どうしたら受験に備えることができるかを私なりに紹介できればと思います。

① 検定&コンテストに挑戦しておけばよかった!
→どれだけ自分に”力”があるかの証明証になる
→受験で使える、有利になる
→合否関係なく、学んだ分だけ学力は伸びる
→良い思い出、経験になる“
② 進路を幅広く考えておけばよかった!
→志望校は一つに絞らない(勉強法や大学に行く方法も広がる)
→一手先、二手先と、プランを考えておく
(推薦?AO?公募?センター?一般?)
(第二、第三の志望校がない受験はまるでギャンブルのようだった)
→自分の考えに縛られず、
色々な意見を取り入れることが重要!
私は第一志望のみしか決めていませんでした。
幸運にもその大学には合格することができましたが、浪人中は不安で仕方なかったです。もし将来の夢があるならば、行きたい大学に行けないとしても、最終目標である夢を叶えるためにはどのような勉強をすれば良いか、ということを考えることができれば志望校を決める決め手の一つになります。
備えあれば憂いなしです。
➂先生に助けを求めておけばよかった!
→入試に関して分からないことは徐々に潰していく
→勉強も進路もしつこく質問&相談する
→先生と親との橋渡しを自分でしておくことも
私は大学が海外ということもあり、あまり先生からのサポートを受けることができませんでした。しかし、そんな状況の中でも先生に手伝ってもらえることを探し、一緒に受験の準備をすることができていれば良かったな、と思います。
支援してくれる親御さんも含め、周りをしっかりと味方につけましょう。
④ 努力を怠らない
→入りやすさで大学を選ばない
→自分が将来何をしたいのかをよく考えておく
→志望する学部、学科になぜ入りたいのかをよく考える
→継続は力なり。勉強はコツコツとする!
例えば、推薦を使えば大学には入りやすいです。しかし、自分の学びたいことをよそに、入学のし易さや大学の名前を理由に大学に入ってしまうと、モチベーションは下がり、後々大変になってきます。
留学に関しても言えることですが、「留学することでどういう風に成長したいか」、「大学に行ってどんな知識を身につけ、将来はどういう仕事をしたいか」、ということをしっかり考えてみると良いでしょう。
まとめ
→留学プログラム、コンテスト、検定、学校など、
利用できるものは利用する
→諦める前に、まずはやってみる。それにより自信がついたり、
思いもよらぬいい結果を招くことも
→先生、両親を味方にし、余裕を持った受験計画を立てる
→大学に行くために、将来したいことをするために、あらかじめリサーチしておくこと
最後に…
中高生のみなさんには思ってもみいない可能性が秘められています。そんな可能性を無駄にしないためにも、夢は大きく持って欲しいです。そして、このドキュメントが少しでも留学に興味を持つきっかけになったり、進路選びの参考になったら嬉しいです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
高橋奈々さんはアメリカ留学の体験記も寄稿してくれています。合わせてお読みください!!
