こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
今何かと話題の地域通貨。ウィキペディアで調べると、地域通貨とは下記のような内容の通貨。
地域通貨(ちいきつうか、英: regional currency、英: community money、英: local money)は、法定通貨ではないが、ある目的や地域のコミュニティー内などで、法定貨幣と同等の価値あるいは全く異なる価値があるものとして発行され使用される貨幣である。西部忠によれば、おおむね以下のような特徴を有するという。
特定の地域内(市町村など)、あるいはコミュニティ(商店街、町内会、NPO)などの 中においてのみ流通する。
市民ないし市民団体(商店街やNPOなど)により発行される。
無利子またはマイナス利子である。
人と人をつなぎ相互交流を深めるリングとしての役割を持つ。
価値観やある特定の関心事項を共有し、それを伝えていくメディアとしての側面を持つ。
原則的に法定通貨とは交換できない。ただし、明確に定義が決まっているわけではなく、「地域通貨の明確な定義はなく、したがってガイドラインも作成できない」といった指摘もある。
この地域通貨が、塩竈にもできたのです!!
その名前も「竈コイン」。
その通り! でも覚えやすいでしょ。
ちなみにロゴはこんな感じ。
芭蕉さんにすすめられて竈コインの登録した? pic.twitter.com/wpR9N2j5pG
— アオイ (@xxifrol) March 8, 2019
2019年3月9日(本日!)から実証実験が開始されると聞いて、地域のお店を紹介するブログ主として早速使いに行ってきました!!
情報源 → <竈コイン>電子地域通貨で塩釜巡り 飲食店などでスマホ決済、9日から実証実験 ー 河北新報(記事は削除されました)
「竈コイン」に関してはこちらのツイートの写真をご参照ください。
塩竈市だけで使えるキャッシュレス決済サービス”竈コイン”ってのが出来たのか。早速インストールしなきゃ。 pic.twitter.com/r0rLlev6Dd
— 藤田 (@BmF_Asiacom_jp) March 9, 2019
「竈コイン」の使用はまずアプリのダウンロードから!
「竈コイン」はスマホ決済型通貨なので、まずはアプリでのダウンロードが必要です。
①iPhoneの人はアップストアで「ポケペイ」と検索。

②ダウンロード終了後アプリをタップ。電話番号を入力します。

③SMSで確認コードが送られてくるので、それを入力しましょう。そして「ログイン」!

④下記の画面の右上の「+」ボタンをタップ

⑤二種類のウォレット追加画面となるので、「竈コイン」を選択。

⑥「竈コイン」のサービス利用規約に「同意」して使用を開始しましょう!

⑦これで「竈コイン」のウォレット追加完了です。

⑧2019年3月31日までのダウンロードで500竈コインがもらえます。

「竈コイン」は専用端末からチャージして使う
専用端末は仙台駅・本塩竈駅・仙台空港などにポケットチェンジのキオスク端末が設置されています。
私は一番近い本塩釜駅に今日の昼休みの時間を利用していきました。
駅構内をいろいろ探した結果、改札を出て左側の方にありました。
端末の周りにはたくさんの人がいました。多分関係者でしょう。塩竈市役所の人も数名いました。
そして端末の隣にはこの人が! 塩竈市長です。

前の人が使用を終わったので、私の番となりました。
「竈コイン」専用端末はこんな感じの緑な奴です。

最初の画面はこんな感じ。
近寄って、「スタート」を触って開始です!

次に好感先のサービスを選択します。もちろん「竈コイン」を選択しますが、他にも楽天Edyやアップル、amazon、WAONやnanacoにもチャージできるようです。

「竈コイン」には1円から3万までチャージ可能。
1円単位で可能ということは、取扱店が増えれば小銭は竈コインにして持ち歩かなくても良い、という未来もあるかもしれませんね。これは結構便利かも。

次にチャージしたいお金を投入。お札、硬貨どちらも入れられます。
あとは自動で計算してくれます。

金額を確認してくれますので、投入した金額と同じであることを確認して「確定」を押しましょう。

レシートが出てきます。

「竈コイン」のアプリを立ちあげ、レシートにあるQRコードを読み取りましょう。

「受け取る」をクリック。

これでチャージ完了です!!
「竈コイン」を早速使ってみる!!
「竈コイン」を使えるお店を知りたいと思い、Facebookで確認したら、こちらのリンクを教えてもらいました。
「竈コイン」を使えるお店一覧(リンク切れ)
この中から、一軒のお店をピックアップ。
早速行ってみました!
訪れたのはこちらのお店。

「塩竈料理 翠松亭」です。以前当ブログでご紹介させていただいたお店です。
https://takahanalee.com/2018/06/25/suishotei/
今回注文したのは「翠(みどり)膳」。
天ぷら、刺身、そして焼き魚・煮魚・茶碗蒸しから選べるランチメニューです。

これがうまいんです。

白身はコリっとして歯ごたえがあり、マグロは舌の上でとろけるよう・・・。

天ぷらもサクッとして最高!
食後のコーヒーも最高でした!!
さて、いよいよ「竈コイン」で支払う時。
お店の方がこんな端末を使用し、金額を打ち込んでQRコードを見せてくれます。

そのQRコードを「竈コイン」アプリで読み取ることで支払い完了!!

領収証もしっかり頂きました。

「竈コイン」が使えるお店一覧にないお店にも行きました!
ご飯を食べた後、コーヒーがさらに飲みたくなったので、ナチュラルボーンスタイルさんに行くことに。
https://takahanalee.com/2018/05/31/naturalbornstyle/
以前来た時に「竈コインが使える」と聞いていたので、寄ってみたのです。
そして店主に聞いたら「使えます!」とのこと。
コーヒーとぜいたくシリーズのチョコチップクッキーを頂きました。

至福のひと時・・・。
ちゃんと決済も「竈コイン」でできました!!

一覧表にないナチュラルボーンスタイルさんでも「竈コイン」が使えることがこれで確定しましたので、500竈コインを登録特典で入手したらぜひコーヒーを飲みに行ってみてください! ここのコーヒーはメッチャおススメです。
なかなか難しい質問です。
今の段階では何とも言えませんが、「竈コイン」を使うメリットをもっといろいろと考えて、そして広報していくことが大事じゃないかと思います。
今は旅行客が使ってくれるということを想定していますが、そもそも「知らないと使えない」ですし・・・。
旅行客と同時に地元の人も普段使いをしていくような地域通貨になっていくと、もっと決済額が上がって盛り上がってくるんじゃないかなと。
今のところ、地元の人が使うとしたら、
①海外貨幣を持っている人がここで竈コインに両替する
そして先ほども言いましたがもっと使えるお店が増えれば、
②小銭は竈コインに入れて持ち歩かない
という使い方ができるかなと思います。
せっかくできた地域通貨。実証実験後「ダメだった・・・」となるより、実証実験からたくさんの可能性が発見されたらと思います!!