こんにちは! 鈴木貴之(@takahanalee)です。
今回の記事では神田昌典氏の「インパクトカンパニー 成熟企業を再成長させる、シンプルな処方箋」をご紹介させていただきたいと思います。
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思えば、神田昌典氏との出会いは、2006年ごろ私がパラオに滞在し仕事をていた時、仕事をさせて頂いていた現地の旅行会社を盛り上げていきたいという想いからいろいろと勉強したいと思っていてであったのが始まりです。
日本に一時帰国した同僚の自宅に本を送り、持ってきてもらいました。その時に読んだのがこちらの3冊。
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初めてこれらの本を読んだ時は、背中に稲妻が走りました。

そして思ったこと。
「商売って、面白い!!」
神田昌典氏との出会いがなければ今の私はいないでしょう。
「インパクトカンパニー 成熟企業を再成長させる、シンプルな処方箋」は、日本一のマーケッターにも選出されたことがある神田昌典氏の企業論20年の集大成としての一冊。
期待して読み始め、読んでいる手が停められず、最後まで読んで思ったこと・・・。
「この本で地元の人を集めて読書会をしたい!」
私は2019年4月から宮城県塩竈市でビジネススクールを開講する予定ですが、「60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法」とともに定期的なビジネス読書会で使う書籍のひとつとして使っていこうと思いました。
この本を読んでほしい人、この本が役に立つ人
「インパクトカンパニー」が役に立つ人として、神田昌典氏は下記の8つのパターンを本書で述べられています。
今本が役立つのは、次のような方々だ。
・新規事業を作り上げたい経営者・経営幹部
・目の前の仕事を、夢中になれるライフワークに変えたいビジネスパーソン
・税理士・会計士・社労士・司法書士をはじめとした士業の方々
・非営利組織で働くすべての方々
・社会的インパクトのある事業をスタートしたい起業家
・ずっと稼げる、誇りが持てる仕事を見出したい学生
・そうした学生の将来を考える保護者や教育者の方々
・などなど、インパクトカンパニーに共感・応援する、すべての職種の方々インパクトカンパニー P.016
私がこの本をぜひ読んでもらいたいと思うのは、地方で人口減に苦しみ、そしてこれからの展望が見えずに、でも何をやっていいか分からないという人達。特に錆びれた商店街の店主たち。
今までの仕事と、この本を読んだ後(読んでワークをした後)の自分の仕事を比べた時に、大きな違いを見出せるのではないかと思います。
私自身、自分の仕事の視点を「顧客の人生を変える」と規定しているのは、神田昌典氏の今までの書籍から影響を受けたことでもあります。
この本ではその熱い思いを読後持ってもらえると私は思います。
この本の使い方
本を使うって、変な感じがするかもしれません。
しかし、本の中で神田氏はこのように言われています。
本書を、ペンを持って読んでもらいたいのだ。
インパクトカンパニー P.017
本書は各章の終わりに「インパクト・アイデアをもたらす質問」がその省の内容に沿った形で書かれてあります。
それに応えていき、そして実践するのが趣旨の本。
読んで、「良い本だったな~」で終わるのではなく、まさに実践の書。
私がこの本で読書会をしたい理由もまさにこれ。
「インパクト・アイデアをもたらす質問」を参加者同士で発表しあい、語り合う。
そうすることで相乗効果が出てきて、すごく発想が刺激されるのではないかと考えているからです。
未来から選ばれるビジネスモデル
本書ではこの何とも気になるフレーズが出てきて、そして実際に「Vプロセス」という表からどうすれば未来から選ばれるビジネスになるかという話がなされています。
自分の事業が「Vプロセス」のどこにいるのかを考え、そしてそれに応じて「どう行動するか?」を決めていくことができるようになります。
今までのビジネスモデル、今までのやり方では難しいのではないか?
少しでもそう感じているとしたら、第3章は情報の宝庫です。
そして、第4章では「デジタルツールの本当の役割」について教えてくれます。
この中では特に「グーグルアナリティクス」と「グーグルサーチコンソール」についてのお話が出てきますが、もし社内にウェブ担当者がいたり、または子供がそういうのが得意だとして、彼らの話を聞いてもチンプンカンプンということがあると思います。
しかし、神田氏は1964年生まれの50代。
50代の人が「グーグルアナリティクス」と「グーグルサーチコンソール」などのデジタルツールについて説明してくれますので、若者から話を聞くよりもグッと分かりやすく、理解しやすく話してくれます。
しかも、日本一のマーケターの視点も入れて・・・。
第5章ではこれからの時代の経営者が持つべき4つの視点が学べる
その4つの視点とは、①自分視点、②他社視点、③客観視点、そして④地球視点。
これからの時代に事業を大きく育てていくには、経営者としての「自分視点」だけでは発想が行き詰まりになります。
異なる4つの視点から物事を見られるようになることで、今までは思いもしなかった発見があり、そしてそれが今まで思いもしなかったことにつながっていくのです。
同じものも「視点」が異なることで全く違う見え方になる。そんなことをこの本は教えてくれます。
しかもそれだけではありません。
その視点をどのように持てばいいのかというところまで教えてくれるのが本書のすごいところ。
ぜひ、この本でお話されている手法を読書会でも実践したいと思いました。
「インパクトカンパニー」は間違いなく★5つの書籍、2019年に読むべき本の一冊です!
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