こんにちは! 鈴木貴之(@takahanalee)です。
今回の記事はアメリカ留学中の高橋奈々さんの寄稿記事第9弾です。
今回の記事はアメリカ留学体験記ですが、メキシコの話!
皆さんはメキシコについてどんなイメージを持っていますでしょうか?
ぜひ、奈々さんが見たメキシコの様子をお読みください。
Contents
アメリカ留学中の冬休みに羽を伸ばしにメキシコへ!
忙しい秋学期も終わり、ようやく冬休みに入りました。
日本もそろそろ冬休みに入った頃じゃないでしょうか?
寝ずに勉強していた時は苦しかったのに、終わってしまうとあっという間の秋学期だったな、と感じます。
そんな私は羽を伸ばしに(?)メキシコにやってきました!

メキシコ系アメリカ人の友達、カリームのおじいちゃん&おばあちゃんのお家で冬休み中の3週間、お世話になることに。
アメリカでは挨拶でハグをしたり、食べ物が大きかったりしてもあまりカルチャーショックがなかった方のわたしですが、羽を伸ばしにきたはずのメキシコではカルチャーショックの連続です。
今回は、同じアメリカ大陸にあっても欧米とは全然違う文化を持つメキシコを紹介したいと思います!
私のメキシコ紹介
その1 主食はケサリーヤ
日本での主食はご飯、アメリカの主食はパンですが、こちらではトウモロコシの粉で作られたケサリーヤという皮が主食です。
ケサリーヤには色々な大きさや料理の方法があって、そのバライティの多さに驚きました。
(だって、ただの味も素っ気もない皮がすごく美味しくなるんですよ!?まあそれを言えばご飯やパンも同じですが…。)
焼いたり、揚げたり、煮込んだり、色々な種類のお肉を載せたり、味付けを変えたりとケサリーヤを使った料理はバライティー豊富で可能性は無限大です!
余談ですが、タバスコのようなチリソース、ライム、チーズや豆はメキシコの料理に欠かせない材料のようです。
一見、西洋の料理と聞くと日本の料理に比べ脂っこそうですが、メキシコの食事はシンプルで、素材の味がし、とても美味しいです。

その2 誕生日は親戚一同で祝う
12月はカリームの弟の誕生日でした。
そのバースデーパーティーにきた親戚はなんと20人以上!
外でテーブルを並べ、小さなケサリーヤの上に豚肉やラディッシュ、サボテン、チリソース、ライムソースをかけタコスを作り食べました。
メキシコの人は親戚同士の中がとても良いようです。
わたしと友達兄弟がメキシコに到着した時に親戚の人が家に集まったため、きっと歓迎するために集まってくれているのだろうと思っていました。
しかし、何日か過ごしてみると、普段から親戚同士がお互いの家に何度も行き来し、“延々”と世間話をしていることに気がつきました。
日本やアメリカに比べて親戚同士の繋がりがより強く、大事にしているようです。

その3 自分の娘&息子じゃないのに“私の娘&息子!”と呼ぶ
カリームのおばあちゃんがわたしのことを“¡mi hija!”(わたしの娘!)と呼んでくれたとき、愛着を持って接してくれているのかな、と思っていました。
しかし、会話を聞いていると、年上の人が年下の人を呼ぶときにもよく使われているみたいです。
もちろんお父さんやお母さんが自分の子どもを呼ぶときにも使われますが、親戚同士やお店で買い物をする時など他人に対しても使う時に面白いな、と思いました。
メキシコの人の周りまでをも巻き込む明るさが感じられますね。
その4 何でも君付け、ちゃん付け
日本では男の子や女の子に君付け、ちゃん付けしますが、英語では呼び捨てですよね。
メキシコでは男の子にsito(シート)やito(イート)、女の子にsita(シータ)やita(イータ)を付けます。
例えば、カリームはカリームシータ、ななはナニータとなります。
しかし人の名前や日本で“ネコちゃん”などと動物にちゃん付けするだけではなく、ここではクチャーラ(スプーン)をクチャリータといったり、カフェ(コーヒー)カフェシートというなど、なんでもちゃんを付けてしまうのです!
アメリカでスペイン語を習っているのですが、そんなことは聞いたこともなく、最初は何を言っているんだろう?とハテナでした。
その5花火の時期は12月
日本やアメリカだとイベント化してあるクリスマスですが、メキシコはカトリックの人が多い国のため、クリスマスは神さまの誕生を祝うとても神聖な日です。
そのため、12月半ばからお正月にかけ、花火でクリスマスを祝うそうです。
花火は手持ちや爆竹タイプで、メキシコに来てからそこら辺でバンバンというをとが聞こえるため勝手に銃声だと思ってビビってました。(恥ずかしい…。)
花火をするのに特に大事な日は12月24の日にディナーを食べ終わった後の午前0時、そして1月5日、6日です。
この二日間は第二のクリスマスらしく、5日は花火だけではなくロスカという伝統的なケーキを食べます。

メキシコの人はとてもフレンドリーなようです。初めて友達のいとこの子たちにあったときにハグをされ、また、親戚の方にあったときにも耳元でキスをする音を作られるなど、とても暖かい気持ちになりました。
(初対面の人とはアメリカでもそこまでハグをしないと思います。)
メキシコというというと「危ない」というイメージが大でしたが、良い人に囲まれながら様々な体験をすることができ、危険な国だという固定観念が溶けていきました。
“海外”や”外国”、”留学”というワードを聞くとアメリカを思い浮かべる人が多いと思います。少なくとも高校の頃までの私はそうでした。
しかし、普段そこまで縁のないような国に行くことで、文字通り視野(世界)が広がるのを感じます。皆さんも機会があれば、海外に行かずとも、ぜひ色々な国の人と交流してほしいです。
日本や宮城県からでも、世界はは広げられるはずです!

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