今回の記事は、当教室でアシスタントティーチャーとして以前働いてくれていたNanaさんの留学体験記の第二弾です。
このシリーズ記事を通して、特に中高生に
① 留学という選択肢もあるということを知ってもらう
② 英語ができると選択肢の幅が広がる
③ 異文化を体験記を通して疑似体験する
ということを感じてもらえたらと思います。
アメリカ留学体験記・第二話 アメリカでのボランティア活動
渡米してからの最初の1週間は、一年生たちがお互いを知るために自己紹介やゲームナイトなど様々なオリエンテーションがありました。
その中でも印象的だったのはボランティア活動です。
5つのグループに分れて生徒がボランティアに行きました。わたしのグループは、South County Outreach(サウス カウンティー アウトリーチ)というボランティア団体の warehouse(ウェアハウス)に行って来ました。
Warehouseの意味は倉庫ですが、ネイティブスピーカー曰く、ここは工場のようだけれども、それより小さく、人がショッピング出来るように解放されているそうです。
日本では馴染みのない場所ですが、一体どんな場所なのでしょうか?
聞くところによると、このウエアハウスでは、スーパーや工場で売れ残ったものや、学校や教会などでいらなくなったものを集め、とても安い値段で販売しているそうです。
(他にもボランティアとは関係なく、デパートなどで売れ残った洋服を、こういう場所でセール販売するスタイルのウェアハウスもあるそうです。)
確かに倉庫のような建物の中にありました。

アメリカは日本よりも貧富の差が激しそうです。その中で家がある人もいえばホームレスの人もいます。
私がボランティアさせていただいた場所では、そういう人たちが、一般的なスーパーで販売できなくなり寄付された安い値段で食品や日用品、文房具、服やリュックサックを手に入れられるようになっています。(写真は、お客さんが写らないことを条件に撮らせてもらっていました。)

私達SUAの生徒はここで二つのグループに分かれて活動をしました。
グループ1はトラックから物を降ろしていました。気温が30度を超えてとても乾燥している中、力持ち男の子たちや 女の子が頑張っていました。
私がお手伝いしたグループ2は、寄付されて集まった食品を棚に並べていました。
幼稚園生くらいの高さがある大きなバケツには、シリアル、ピーナッツバター、ツナやチキン、ヌードルの入った(麺伸びないのかな!?)缶詰め、ポテトチップス、ソーダなど沢山の食料品が一杯になって入っています。

Warehouseの中には大きな棚が5列ほど並んでいます。それぞれに番号とアルファベットがふってあり、さらに食品の名前が書いてあります。
まず、バケツの中の食品の賞味期限をチェックします。賞味期限が切れていたら、棚に貼ってある、それぞれの食品がどれくらい賞味期限が切れていても安心して食べられるかが書いてある表をみて棚に並べても良いか判断します。


賞味期限が切れていなくても、へこんだ缶や封が空いている食品は販売する事ができないため、よけておきます。

実際お買物をしにきた人はボランティアの人に付き添ってもらいお買物をしていました。
各棚によって購入できる品物の数が決まっているので、ボランティアがお客さんに丁寧に説明し、また、欲しいものを探すのを手伝ってあげていました。
ちなみに、ここではホームレスや、そうじゃなくても中々お仕事をみつけられない無職の人にエクセルやワード、パワーポイントなどのパソコンのソフトの使い方講習会も開いているそうです。ずいぶんとサポートが整えられていますね。
日本でボランティアと耳にすると、自然災害が起こった時に誰かが被災地に駆け付けて炊き出しや物の支給を手伝ったりするというすごく大変なイメージが浮かんだりする人がいたり、そうじゃなくてもボランティアに馴染みなが無い人が多いみたいですが、身近な場所で気を張らず、いつも通り自然な気持ちで取り組むことができました。
また、 アメリカではボランティアは盛んに行なわれていているようです。
私たち学生以外にも老若男女問わず何人かの方が奉仕作業をしていたことから、日本に比べてボランティアを行うハードルも低いように感じました。
私たち生徒がしたボランティア活動は小さなことかもしれませんが、「地域に貢献することで世界に大きなインパクトを与えている」ということを伝えられました。
自分が行動することが誰かの幸せに繋がっていると考えると、直接会ったことがなくてもお互いの心が温まりますよね。
この、世の中に貢献しようとする精神は、私の大学のモットーにも通じているので、後々紹介していければと思います。
ハワイで短期留学しよう【Hawaii Palms English School】

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