本の紹介

ベストセラー「嫌われる勇気」はビジネス書かと思った件。

嫌われる勇気

ツイッターで行われているプレゼント企画。私は一度も当たったことがありませんでした。

マフィンさん(@muffin05k )のこの企画に当選するまでは・・・。


上記のツイートを見た瞬間、さっそく応募させていただきました。

キャッティー
キャッティー
こういう本ってあんまり読まないよね?

そう。普段であればスルーするような本です。

ベストセラーと聞くと読みたくなくなるあまのじゃく的な性格の為、まず読まないだろうと思っていたのです。

でもこのツイートを見て思ったのです。

「でも、たまには違う行動をしてみるのも良いというし、まあ、まぐれで当たったら読もう」

そんな軽い気持ちでの応募(マフィンさん、すみません!!)。

そうしたら・・・


これは、運命かもしれない・・・。

ということで、この記事では「嫌われる勇気」とビジネスという視点で見ていきたいと思います。

嫌われる勇気嫌われる勇気

 

主観的な世界に生きているひとりにいかに自分のお店の良さを伝えるか?

この本は全編を通して今までの常識というか、当たり前を良い意味で破壊しまくってくれています。

ここもそう。

哲人 人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいます。

嫌われる勇気 5ページ目

これ、常々私もそう思います。

多くの人が集客で失敗する理由として、自分のお店や商品・サービスの良さを自分的に理解して、相手もそのように理解してくれるという前提で集客をしています。

例えば、私が良くクライアントさんにお伝えするのが「自分の商品・サービスに惚れるな!」ということ。

よくその例として挙げるのが、ヨガが大好きで、ヨガのインストラクターになった先生の例。

自分がヨガが大好きなので、他のみんなもヨガが好き。だから、ヨガを習いに来る理由はヨガが好きだから、という人がいるのです。

でもこれは間違っていて、ほとんどの人は「ヨガが好きだからヨガを学びたいのではなく、ヨガを学ぶことで得たい結果があるからヨガを学ぶ」のです。

自分が意味づけした世界で集客しようとするとそこに合う人しか入ってこれなくなります。そうではなくて、相手が意味づけをほどこした主観的な世界を理解しようと努め、それに合った集客メッセージを出すことで相手の世界でそれが認識されるようになるのです。

 

過去の経験は変えられない。でも変えられるものがある。

私が大きく感銘を受けたのは下記の哲人の言葉です。

哲人 われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えらえるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。

嫌われる勇気 30ページ目

この言葉を読んだ時、私は以前クライアントさんだったある英会話教室の先生のことを思い出しました。

 

その先生は、自分が日本人であり(ネイティブじゃない)、留学経験がなく、小さな個人教室の先生(フランチャイズのように確率されていない)であることを気にしているようでした。

ただ、いろいろと話をしていく中で、その先生の経験を様々聞きだし、それぞれの経験がどう生徒さん(と保護者)にとってプラスなのかを考えていきました(今考えると経験の意味づけ)。

すると、今まで全く集客できなかったのがウソのように集客できるようになり、結果先生を増やさざるを得ないくらいに成長したのです。

日本人であることの意味づけも行いました。

その結果、日本人であること、留学をしなかったこと、フランチャイズの教室にしなかったことなどの過去は変えられませんでしたが、その意味付け、さらに言えば見込生徒さんの主観的世界で意味のあるものに変えることで、集客できるようになったのです。

大切なのはなにが与えられているのかではなく、与えられたものをどう使うかである。

嫌われる勇気 44ページ目

 

また、ここで面白いのは、アドラー心理学では「目的」の為に今を作り出すということについて言及されています。

この先生の場合、先生がネイティブでもないし、留学経験もない。フランチャイズの信頼もない。だから、集客できない。そう考えてしまいます。

ドギー
ドギー
普通はそう考えるよね?

「原因と結果」の法則からはそうなります。でもアドラー心理学ではそう考えません。

(集客できないという)結果は、自分で選んだ結果だというのです。

ドギー
ドギー
ええーっ!!

心の中のどこかで「ネイティブでもなく、留学経験もないのにフランチャイズでもない自分は集客できない」と考えていたのでしょう。だから、それが現実化してしまっていた。

でもよく考えてみると、ネイティブ講師だから集客できるということはありません(限りなく有利ですが)し、留学経験があるから集客できるわけでもありません。フランチャイズの先生で集客に苦労している先生をたくさん知っています。

(中には2年で教室をクローズせざるを得なかった先生も・・・)

哲人 つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることの方が楽であり、安心なのです。

嫌われる勇気 52ページ目

 

また、この本ではこのようにも言われています。

哲人 「もしも何々だったら」と可能性のなかに生きているうちは、変わることなどできません。

嫌われる勇気 56ページ目

私自身、「過去に戻れれば、もっとこうやったりああやったり・・・」と思うことは多くあります。

あそこはもうちょっとうまくやれたとか、学生時代にもっと楽しむことを知っていれば・・・そんなことを思うこともあります。

でも、それっていくら考えても無駄なんですね。

 

この考えの怖いところは、こう考えてしまうことってとっても甘美な誘惑なのです。なぜなら、

哲人 (「もしも赤面症が治ったら、わたしだって・・・」と、)可能性のなかに生きることができるのです。

嫌われる勇気 65ページ目

集客の為に行動しても結果が出るかどうか分からない。

もしかしたら、チラシを配っているところを知り合いに見られて、恥ずかしくなるかもしれない。ネットで一生懸命ブログを更新したり、SNSを頑張る姿を見られるのは嫌だ。

そして何より、行動しても結果が出ないのが一番怖い。それは、結局自分がダメだということを突きつけられるから。

そういう現実を見せられるくらいなら、何もしないで、「自分だってやれば集客できる」と思っていた方が良い。

「NO!」を突き付けられないには、行動しないのが一番だ!

多くの先生やお店の経営者が、お客様が減っていても、ないしはもともといなくても動かないのは、この「現実と直面したくない」という想いがあるからです。

私から見てもっと行動した方が良いと思うお店の経営者はたくさんいるのですが、彼らが行動しない理由・・・それはまさにここだと本を読んで思いました。

哲人 いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値があるのです。

嫌われる勇気 93ページ目

哲人 自分を変えることができるのは、自分しかいません。

嫌われる勇気 143ページ目

 

じゃあどうすればいいのか。

「今を生きる」しかないんです。

過去のことは変えられません。そして、過去と同じことをしていても変えられません。

新しいことをはじめ、「今」この時に全力を尽くす。それを繰り返す。

哲人 過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。

嫌われる勇気 271ページ

 

「何をやるか分からない」のであれば、本屋にダッシュすればいいんです。

ないしは検索すればいい。

そして、とにかく、動き出す。

これに勝る変化はありません。

 

米国最高のコピーライターの一人、ギャリーハルバート氏もこう言っています。

 “Motion beats meditation.” 行動に勝る瞑想はない。

– Gary Halbert

 

経営者は「みんなの期待」に応えちゃいけない!

この本のタイトルである「嫌われる勇気」。

これ、私は常々思っていました。

以前の私の仕事の上司はこう私に言いました。

「八方美人になれ!」

しかし、私のメンターはこう言いました。

「全員から好かれようと思うな。そうしたら、誰もあなたを好きだという人はいなくなる」

ゴリ
ゴリ
え? ふつう逆だよな? みんなに当たりの良い八方美人の方が良いと思うんだけど・・・。

これ、こと集客においては真理だと思います。

すべての人を集めようと思った瞬間に誰も集められなくなる。

これは多くの経営者の集客をサポートしてきて得た真理です。

極端に言えば、ひとつのお店が「価格が第一」の人と「質が第一」の人を同時に集められないということです。

ではどうすればいいのか?

私の結論は、「付き合いたい顧客とだけ付き合えばいい」ということです。

哲人 われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」のです。

嫌われる勇気 135ページ目

哲人 他者の期待など、満たす必要はないのです。

同上

お店の経営に関しては、あなたが満たしたい人の期待だけ満たせばよい。と私は理解しています。

 

私の英会話教室だって、地域の全部の方の期待は満たしていません。「超低価格で英語を教えてください」という方とはどうしても合いません。

私が提供したい英語教育とその考えはどうしても合わないからです。

「英語は話せば話すほど話せるようになる」が基本コンセプトなので、その場を提供するには定員を少数にするしかないためです。

 

他に面白かったこの本の内容

ひとつの共同体だけにとらわれるな! P.189

叱るとほめるは実は根底は同じだった。 P.195

自己肯定ではなく、自己受容 P.225

 

ぜひ、一度読んでみてください!!

 

今、この頂いた本をどうすべきか考え中。

受けたバトンをどう次に渡そうかと・・・。

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