私が普段行っているボランティア活動のひとつに、地元の中学生に英語を無料で教える塩釜英語寺子屋というものがあります。
昨日は開催日だったのですが、そこで中学三年生にしたアドバイスをこのブログ上でもお伝えしたいと思います!
もし中学三年生がいる親御さんがこの記事を見ていたら、ぜひお子様にお伝えください!
中学三年生は高校受験に備え、今から長文読解を解いていこう
さて、まず大事なのは、長文読解の対策を今から行おうということ。
なぜ今からやる必要があるのかというと、長文読解に慣れるには時間がかかるから。
本来であれば早ければ早いほど良いのですが、少なくとも今から始めればギリギリ間に合うでしょう。
その際に重要なのは、長文読解の練習を始める前に、本屋で自分の件の高校入試過去問を買うこと。
例えば、こんな奴です。
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良い質問だね!
これは、現時点での自分の読解スピードを知る為に重要なこと。
もちろん今の段階ではすべての中学生が学ぶ文法を終えていないから、分からない文章があるかもしれません。
でも、自分がどれくらいのスピードで問題を解けるかということを知るのはとても重要なのです。
これが分かることで、①自分はどれくらい読解のスピードを早くしなければいけないのかという目安が分かり、②長文読解の問題集を解く時に「どれくらいの時間でそれを解けばいいのか?」という大体の時間が分かるようになります。
これが分からないと、長文読解問題集を解いたとしても、自分のスピードで解いてしまうので、高校受験の対策としては足りなくなります。
重要なのは、今の実力を知り、どれくらい伸ばせばいいかを判断し、その差を埋めるために勉強すること、です。これができれば力が付きます。そして目標に対しての達成度が分かるので、日々の勉強がプラスになっていることが分かりモチベーションが保てます。
自分の今の実力が分かったら、ひたすら問題を解いていこう!
さて、自分の今の実力が分かったら、次は問題集を用意してひたすら問題を解きましょう。
個人的に好きなのはこの問題集。新品は売っていませんが、様々なジャンルの英文を読めるので単純に勉強するのが楽しいです。
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ただ、その際に何分で解けばいいのかを入試問題から計算して設定しましょう。おススメは短め。なぜなら、長めにとってしまうと読解スピードが十分に伸びないうちに受験になってしまうからです。
その後で問題を解き、その時間(チャレンジタイムと私は言っています)と比較してどれくらい遅いのかを自分で把握し、早くする為の戦術を考えるようにしましょう。
一文が長い文章を理解できない時の対処法
高校入試問題となると一部なかなり長い英文が出てきます。
その際は、下記のように対処しましょう。
A その文の主語と動詞をしっかり把握する。
B 前から徐々に訳す癖をつける(量をこなせば必要なくなる)。
C 「意味のかたまり」ごとにスラッシュを入れる。
多くの場合、一文が長い英文を理解できない理由はその文章の主語と動詞を把握しきれていないからです。
英文には必ず主語と動詞があります。だから、それをまず発見し、「~は~です(します・しています)」と日本語にした時の最初と最後が分かれば、大体文意を理解できるようになります。
そして、文章全体を理解するために日本語にするのに苦戦する場合は、前から徐々に訳していきましょう。いきなり全体を訳すのが難しくても、この方法であれば無理なく訳せるようになるでしょう。
ちなみに、量をこなせばこの手順は不要になります。また、究極的には日本語にしないで理解できるようにするのが目標であることもお伝えしておきます。
次のポイントは、英語には「意味のかたまり」があるので、それを見抜けるようになりましょうということです。
この読み方のことを「スラッシュリーディング」と言います。詳しくは下記のサイトを参照ください。
英語と日本語では語順がまったく違うため、日ごろから英語の語順に慣れておく必要があります。「スラッシュリーディング(区切り読み)」とは、英文を頭から理解できるよう、意味のカタマリごとにスラッシュ( / )で区切って読んでいく方法です。「誰が」「何をした」→「どこで?」「いつ?」「何のために?」というように、後に続く内容をカタマリごとに予想しながら読むクセをつけましょう。
英文を頭から理解できるようになると、リスニング力も同時にアップします。
長文読解ができればリーディング力がつくので、大量の英語読書ができるようになります。
英語力を今後伸ばしていこうと思うのであれば、これがカギになります!
長文読解の対策を高校受験用に行うことは、中学生にとって悪いことと言うより英語力を飛躍的に伸ばすために必要な道です。
頑張れ高校受験生!!



