私は月に二回、地元への恩返しということで塩釜英語寺子屋という活動を行っています。

地域の公民館をお借りし、無料で中学生向けの英語学習の場所を提供するという活動です。
基本は自分で勉強し、質問があれば自由に私にしてもらえるという内容です。
最近では積極的に質問してくれる生徒さんも出てきましたので、今回の記事ではそういう質問の中から多くの中学生が悩んでいるであろうところをピックアップし、その回答を記事にしたいと思います。
塩釜英語寺子屋での生徒さんたちからの質問とその回答
日本語に英語を訳すのが難しい
これは中学二年生以上になると出てくる悩みで、中学一年生の時はカンタンだった英文が長くなり、より深い意味の英文を作れるようになってくるから出てきます。
特に「Toの不定詞」が出てくると動詞が二つ出てくるようになりますので、それがさらに混乱に拍車を掛けます。
また、英語は日本語と文章の並び方が違うので、そこも生徒を混乱させる要素になっています。

多くの場合、いきなり日本語を英語に直そうと思うと難しいのです。だから、次のような手順を踏むように伝えています。
昨日の英語寺子屋での質問をもとに中学生に英語のアドバイス①
日本語を英語に訳す時のコツ
① 日本語を一つ一つすべて英語に直す
② それを並び替える間違いやすいところ
・日本語にある単語を英語で使わない
・どんな順番で書いたらいいか分からないこの方法だとこの二つをクリアできます。
— 鈴木貴之@こどもの為の英語力・ビジネス力・資産運用講座ブログ (@takahanalee) 2018年8月6日
ポイントは、まず日本語を英語にしてみるというところ。これが正しくできれば、英訳の問題は並び替えの問題(英訳よりより簡単)になります。
いきなり英訳をしようと思うと日本文にあるのに英文に入れ忘れてしまうということがよくあります。このミスを避ける為にも、まずは単語を訳すというところから始まるのが良いのです。
もちろん、英語に対する量が増えてくれば自然と分かるようになります。日本文を見た瞬間に英文が浮かんでくるようになるのです。
これが目指すところですが、どうしても時間と量が必要です。だからそのレベルに達するまでは面倒でもこの方法からスタートすることで英語のテストでも点数を取れるようになるでしょう。
英語の並び替え問題が分からない
英語の並び替え問題が全く分からないという場合、まずは主語と動詞を見分けられるようになりましょう。そこがスタートになります。
多くの場合、主語と動詞が見分けられればあとは何とかなります。英文を作る際に最も大事なのが主語と動詞だからで、そこがしっかりすれば、あとはそこに補足していく言葉を居れればいいからです。
昨日の英語寺子屋での質問をもとに中学生に英語のアドバイス②
英語の並び替えのコツ
①その文で一番言いたいことが主語と動詞。それを見分ける。
②まずは主語と動詞を並べる。
③主語と動詞を言った時になんて思うか?を次に入れる。
(例えば、I wantだと、何が欲しいの?への答え)— 鈴木貴之@こどもの為の英語力・ビジネス力・資産運用講座ブログ (@takahanalee) 2018年8月6日
それぞれの文法には3つの形があります。
肯定文・否定文・疑問文です。
be動詞、一般動詞、進行形、その他の文法どれをとってもこの3つの形があります。逆に言えば3つの形しかありません。肯定、否定、疑問しか文章ってないんですね(命令文というのはありますが)。
だから、3つの流れを覚えましょう。違うのは最初だけです。
後ろはどの形でも一緒なのです!
だから、大事なのは最初の方。最初に必ずあるのは主語と動詞。だから、これらが大事なのです。これらをしっかりと書ければあとは何とかなります。

今回の話とは逆に和訳をする時も主語と動詞は重要です。
文章が長くなればなるほど、文法を無視した和訳をしがちです。
どんなに文章が長くても主語と動詞は一つだけ。だからそこをまず見極め、そこを訳し、残りをその間に入れれば正しい和訳ができます。
和訳が難しいと感じるであろう中学二年生後半、そして中学三年生は試してみてください。


発音はしっかりと覚えよう
昨日の英語寺子屋での質問をもとに中学生に英語のアドバイス③
短母音aと短母音uは日本人には「ア」と聞こえるが、英語が母国語の人には全く違う音。
fanとfunはカタカタでルビを振ると両方とも「ファン」だが、実際は全く違う。スペリングが違うから。スペリングが違うということは意味も違う。
— 鈴木貴之@こどもの為の英語力・ビジネス力・資産運用講座ブログ (@takahanalee) 2018年8月6日
英語で難しいのは、短母音を聞き分けること。
日本語でルビを「ア」と降りたくなる短母音は3つあります。
a、u、oです。
全部「ア」に聞こえちゃんですね。でも全部違う音なのです。
これをマスターするにはフォニックスが一番。しっかりとフォニックスを理解しましょう。
そうすることで、fanとfunの間違いはなくなりますよ。
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