こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
「英検4級に落ちた!」と言ってショックを受け、相談してくる中学生がたまにいます。
「どうしたらいいでしょうか?」と相談を受けることがあるので、この記事ではどのように英検4級合格の為に勉強すればいいかというお話をします。
ちなみに、私が自分の教室で教えている生徒さんたちの場合、英検4級であればきちんと対策をすれば受かるのはそれほど難しくありません。
だから、ここでお伝えするノウハウに従って勉強してもらえば受かることはそれほど難しくありません。記事を読んだだけで実践できるようにお話していきますので、この通りに勉強してみてくださいね!
(この方法は5級~2級までは生徒さんに実践してもらい、結果が出ています。だから、4級だけに限った話ではありませんので、他の級でもご活用ください)
Contents
英検を受ける前に必要なスキルは「英文を読む力」
まず何より大事なのは、英文を読む力です。
英文を読む力があるとないとでは、英検を受ける際の合格率に大きな影響を与えます。
もちろん、英語を読める方が合格率は飛躍的に高くなります。
これはちょっと考えれば理由が分かりますね。「読めない=理解できない」からです。
中学生が定期テストで低い点数しか取れない場合、まず疑うべき理由は二つです。一つはアルファベットをちゃんと覚えていない。もう一つは英文が読めない(つまり、テストの英文が分からないので回答できない)です。
これは英検でも一緒なのです。
私の教室の生徒さんが英検合格率が高いのは、「英文を読めるから」というのが大きな理由に上げられます。その学習法については下記の記事でまとめました。

英検4級の教本でおすすめを紹介します!
私が色々な教本を見比べたうえで「小学生にも分かりやすい」という基準で選んだのが、「英検4級をひとつひとつわかりやすく」をです。
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これを一冊丸ごと覚えるという気持ちで勉強すれば、英検4級に受かるのは難しくはありません。英文が読める力があれば、そして5級に合格している力があれば、小学生中学年以上であればこの本で子供一人でも勉強が可能です。
その方法をお伝えします。
① まず最初に、何を覚えるか目次を見て一通りこれから覚えることを頭の片隅に入れる。
② 教本をパラパラめくりながら、さらっと見る。
③ 3回通して教本を最初から最後まで勉強する。
(1回目)左側のページをじっくり読んで、右側の問題に取り組む。
(2回目)右側の問題に最初から取り組み、分からない時は解説も読む。
(3回目)問題だけを見て解けるかどうかチャレンジ!
この流れで勉強することで、教本の大部分が頭の中に入ることになります。こうなれば英検4級に合格する可能性はかなり高くなります。
この本だけでも英検4級の合格点は取れる。でも・・・
英検4級の問題数は筆記35問、リスニング30問の合計65問です。
大体66%ほど正解すれば合格できる計算です。42点以上取ればまず合格できるでしょう。
「英検4級をひとつひとつわかりやすく」を勉強するだけでも十分その点数を超える実力を身につけることは可能です。
しかしながら、それだけでは心もとないことがあります。
それは、これだけでは実際の試験の出題方式には慣れていないということ。
参考書は何が出るかが分かった状態で、同じ問題が固まって出てきます。
しかし、実際の試験は、この参考書の内容(+5級の内容)がバラバラに出てきます。このバラバラに出てくるというのが曲者で、参考書で練習した内容をうまく本番に活かせないという場合があるのです。
だから、スポーツで練習試合をするように、英検でも練習問題を解く必要があるのです。
(この内容を動画で説明しました!)
「練習」の為のおススメの英検4級問題集はこれ!
そこで、練習問題としておススメなのはこれです。
「7日間完成 英検4級予想問題ドリル」は構成が分かりやすく、練習としては手軽に使えつつ、きちんと「慣れる」という目的を果たしてくれる本です。
他の本でも大丈夫ですが、いろいろな問題集を見た中で教えやすい=子供たちが使いやすい本はこれでした。
試験の2週間前くらいから問題集で問題を解く練習をしていきましょう!

英検4級のレベルは中学2年生終了程度
英検4級は中学2年生レベルの英語を理解できていれば簡単です。
逆に言うと、それができていなければ難しいということです。
もし、「英検4級に落ちた!」という方で、点数がかなり悪いという場合は、一度英検4級の学習はストップしましょう。そして、英検5級の内容をもう一度やりましょう。
なぜかというと、4級は先ほどお伝えした通り中学2年生終了レベルです。そして中学2年生終了レベルとは、中学1年生のレベルを理解したうえで2年生の内容があります。
2年生の内容が分からなければ1年生に戻って勉強しないといけないように、もし4級で点数が悪いという場合は、5級に戻って勉強することで分かるようになるのです。
4級だけをいくら勉強しても分からない、という場合は5級を勉強すると分かるようになる。
そういうことは結構ありますので、だまされたと思ってやってみてください。
英検4級で出題される並び替えを解くコツ
英検4級を受験する際に難しいと思われている整序(並び替え)問題。
これ、コツさえ覚えれば簡単なんです。
では、そのコツとは何かについてお話をします。
まずは、英検のHPにある4級の過去問ページから、2017年度 第2回 問題冊子(リンク切れ)を見てみたいと思います。
その中のこの問題を解いてみましょう。

毎週末、私たちは買い物に行く為に車を使います。
① our car ②we ③use ④go shopping ⑤to
( )( )( )( )( )on weekends.
これ、「toの不定詞」を使う問題ですね。動詞が二つあるので混乱することがありますが、ここで基本に戻ります。
英語の特徴とは、下記の通りです。
① 肯定文は「主語 + 動詞」の順に並ぶ
② 英語は言いたいことが先に来る
では、「毎週末、私たちは買い物に行く為に車を使います」で一番言いたいところ(主語と動詞)はどこかというと、「私たちは(主語)使います(動詞)」です。
だからまず、「We use」までは分かります。
そして、「We use」と考えると、「何を使うの?」と思いますよね? だから、次にはその答えを入れるのです。
すると、「We use our car」となります。
その後は、名詞であるcarのすぐ後ろには動詞であるgoは来れないので、不定詞のtoを間に入れてあげます。すると、
We use our car to go shopping on weekends.
という英文が完成します。
この二つのコツ、
① 肯定文は「主語 + 動詞」の順に並ぶ
② 英語は言いたいことが先に来る
を覚えると、並び替え問題は一番カンタンな問題になりますよ!
英検4級で小学生でも使えるアプリ
これは以前『英検過去問チェック』というアプリがあり、私の息子が4年生で準2級に合格した時にものすごく役に立ったのですが、今ではもうなくなったようです。
【お知らせ】
『英検過去問チェック』『英検過去問プチチェック』アプリは、サービスの見直しにより2015年4月1日をもって配信を終了いたしました。長らくご愛顧いただき誠にありがとうございました。
その代わりおすすめなのが、【旺文社 英検ネットドリル】です。
このネットドリルには、英検受験対策の最高峰である旺文社の「英検でる順パス単」「英検予想問題ドリル」「英検全問題集及びCD」の準1級から5級までの全24種類の教材がまるごと収録されています。
デジタル教材ならではの便利な機能が搭載されており、ペーパー教材よりはるかに効率的な学習ができます。
例えば、意味の解らない単語にカーソルを当てると”英単語の意味が表示される画期的な辞書機能を搭載しています。長文問題等の学習では絶大なる威力を発揮。辞書を引く時間が節約できるので、効率的に学習が可能です。
他に私が便利だと思う機能として、「間違った問題だけをまとめてくれる」というものがあります。どうしても個人的に苦手なところがある場合、それだけ何度も間違えるというのはよくあります。そういう時に苦手な所だけを集中して勉強できるこの機能は便利です。
英検合格の為には少しお金を払っても良いという方は、内容を確認してみてください。
英検は受かってからが大事
最後にお伝えしたいことがあります。
それは、英検は受かった後が大事だということ。
「英検合格=その級をマスター」ではありません。
合格率が60数%でも合格できるのが英検です。だから、合格したからと言ってすぐに次の級にはいかないで、しっかりとその級を理解できるように取り組んでみてください。
合格時の点数が低かったのに勉強せずに次の級を受けるとととても苦労します。


この記事が英検4級合格のお役に立てればうれしいです。
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