最近ツイッター界隈で討論されていることも多い「フリーランス vs サラリーマン」どっちが良いの問題。
果たして、どちらの方が良いのだろうか?
そう、どちらの意見を聞いてもその意見には一理ある。
そんな問題です。そこで、私がこの問題についてどう思うかも交えて考えていきたいと思います。
Contents
フリーランサーの方が良い! という意見
まず、フリーランサーの良さを伝えるツイートを見てみてください。
【フリーランスのメリット】
・朝ゆっくり起きれる
・満員電車とオサラバ
・誰の顔色も伺わなくて良い
・給料以上に稼げる可能性
・気が向いたら旅行に行ける
・嫌な飲み会が無くなる
・転勤の不安も無くなる
・全てが自分次第になる【デメリット】
・審査が厳しい
・全てが自分次第になる— 小林亮平@仮想通貨ブログ (@ryoheifree) 2018年7月6日
これ、すごく良さが伝わるツイートです。
このツイートをひとつにまとめると、「自由」と言えます。
サラリーマンの方もこのツイートを見たら、「こんな生活送りたい・・・」と思うでしょう。
ただ、その「自由」がデメリットでもあるのです。
すべての責任が自分自身の方に乗るようになります。
フリー、フリーというものの、フリーランサーが一番先にやらなければいけないのは「自己管理」である。そして管理というのはフリーとは無縁の話。そんなダラダラした生活してたらすぐに仕事出来ない体になるぜ?
— 柴猫由貴@細密水彩絵師 (@saibyou) 2017年12月30日
いつ起きても良いし、いつ寝ても良い。
いつ仕事を始めても良いし、仕事したくないならしなくても良いし、昼寝したければ全部昼寝しても良い。
やっても良いしやらなくても良いというのは、自己管理が苦手な人にとっては地獄のようなものじゃないかと思っています。
人間は猫のようにはいきません。というか、野生の猫は餌を捕まえるっていう仕事しているんじゃないのか・・・?
サラリーマンの方が良い! という意見
「会社が潰れたときのことを考えてないサラリーマン」をバカにするフリーランスの話なんですが、会社より自分が潰れるリスクのほうがはるかに高いので、心身の健康には気をつけましょう。
— NAE? (@naenotenet) 2018年6月28日
そう、この考えは全くその通りで、私は自分で英会話教室を運営しているのでフリーランスと言えるでしょうが、最も困るのが変わりがいないということ。
風邪をひいたら代わりに教えられる人がいないので休講にせざるを得ないですし、何よりその分後で振替などで補填しないといけません。
子供が学校に通っていれば、教室は平日の午後にレッスンがあるのでPTAの集まりに参加できません。無理だと言っているのに子供会ではPTA本部役員にされ、やっぱりいけないと変な目で見られたりすることもあります。
フリーランスとは言っても教室という特殊な形態なのでそうなのかもしれませんが、サラリーマンには「代わりがいる」ことが最大のメリットではないかと思います。
そして、この方がおっしゃる通り病気にでもなって一ヶ月もぶっ倒れるとその分収入は「0」になります。
それが続き、お客様が離れると・・・想像しただけで怖いですね・・・。
おいおい、ご主人様って・・・。犬じゃないんだから、サラリーマンはペットじゃないぞ。
もう一つのサラリーマンのメリットはこれ。
サラリーマンをバカにするバカな自営業者がたまにいるけど、
サラリーマンである最大のメリットは厚生年金に入れるとこなんだよ。
国民年金で貰える額の2倍以上は貰える(所得が多ければ増える)
(省略)
— 雪が降る街 (@yukigafurumach)※ツイートは削除済み
教室の英会話カフェに来てくれていた女性はリタイアした方だったのですが、ずっと仕事をされていてリタイアされたので、厚生年金で月に20万くらいもらっていると言っていました。
それに比べて、国民年金は・・・私、老後大丈夫かな? (その為の資産運用ですが)

いやいや、ちょっと待って、こういう考え方もあるよ
どっちが良い、どっちがダメという考えではなく、こういう考えも。
自由であるがゆえの不自由。「フリーランスよりも会社員のほうが実は自由なんだよね。アフターファイブは何しても良いし」って先輩フリーランサーの言葉が未だに忘れられない。#フリーランス
— はちた (@karappodesuga) 2018年6月6日(リンク切れになっていました)
これ本当にその通りで、今は私はいつも事業のことを考えています。
そうしないと、いつお客様が来なくなるか分からない。今手を止めたら、2ヶ月後、3ヶ月後がどうなるのかが分からない。
だから、必要かどうか分からないけど、動いておく。
そんなことはざらにあります。
今だけじゃなくて、5年後、10年後、20年後、そして30年後はどうなるのか?
そんなことを考えながら日々を過ごさないと行けなくなります。会社にいればそれは会社がやってくれます。でも、フリーになればそれは自分がやらないといけない。
私は英会話教室という形態は将来は大きく縮小すると思っています。なぜなら、AIから学べばよくなるし、そもそも逐次通訳がAIでできるようになれば、大人はほとんど英会話何て習わなくなると思っているからです。
子供も一緒。でもそういう時代で生き残る英会話教室って何だろうと考えたり、その為に今できることをやったり、実験してみたり・・・。
そういう「仕事そのもの」、英語ではwork inと言いますが、それだけじゃなくてwork on、つまり日々のオペレーションを回すのではなく、本当に経営をしなければ、生きていけない世界だと私は思います。
大切なのは、ノマドやフリーランサーにしても、企業就職者や公務員にしても、双方にメリット、デメリットがあるのであって、それを正しくリストにして考えている人は多くはない。片方だけの絶対視は非常に危険であり、相対的な見方から、自分の向き不向きに合わせて働き方を選択するのがベストだ。
— 【✨資産運用✨】最高峰理論集❗ (@jpp777kpo) 2018年7月5日
あと、自分のポジショントークをする人も多いと感じています。自分の立ち位置を守るために発言をする人たち。
だから、こういう考えが出てくるとホッとします。
究極、フリーランサーだろうがサラリーマンだろうがどっちでも良いんですよ。自分でどちらがいいかを判断し、自分で判断したのであれば。
最もだめなのは、自分で考えもせずに「誰かがこういっていたから自分もそう思う」という人。これは大変危険です。そうじゃないんです! 自分で考えないといけないということです。答えがないようなことでも、自分で考えて、自分なりの答えを出す。これが大事。
自分で考えることをしなければ、フリーランサーでもサラリーマンでもうまくいきません。
この問題の根本は仕事に対する考え方。
フリーランサー・サラリーマン両方ににメリット・デメリットあるという話はよく聞くし、ツイートされているのでここでは紹介しません。先ほども紹介しましたし。
結局大事なのは、自分で考える力です。
そして、自分で考える力を持っている人は、仕事力がある人です。
では、仕事力って何でしょうか? その最も大きな力って?
私は、
【仕事力とは】
①無から有を生むことができる
②二つの異なるものをつなげ、お金を生むことができる
③お金の流れを読むことができる
だと思っています。
言い換えれば、仕事力とは仕事を生む力。
それぞれ細かく見ていきたいと思います。
①無から有を生むことができる
クリエイターのような仕事の人たちです。
でもそれだけじゃなくて、例えば私は英会話教室を運営していますが、これも無から有を生んでいると言えるでしょう。なぜなら、私は目で見えるモノを売っているわけではないからです。
何もないところから価値を作り出し、それを買う人を見つけられる。
これがこのタイプの人たちです。
または価値がないと思われているようなものに大幅な付加価値を加えて売ることができるような人もそうですね。
代表的なところで言えば、アメリカ大統領のトランプ氏。彼の不動産事業では、彼の名前を建物につけるだけで価値がグーンと上がります。
②二つの異なるものをつなげ、お金を生むことができる
ちょっとたとえが古いですが、携帯にカメラを付けた時、ものすごくヒットしました。
スティーブジョブズも、iPhoneを世の中に生み出しましたが、彼は電話もカメラも、計算機も、ゲームも、アラームも、お店も、漫画も、何も新しく発明していません。
それらのものをひとつでできるようにくっつけただけです。
こういう思いもしなかったものをくっつけて新しい価値を生み出すことができます。
そういうことができる人も、仕事を生み出すことができる人です。
③お金の流れを読むことができる
これは私がパラオにいた時に日航ホテルの支配人だった方から教えてもらったのですが、お金の流れを可視化して、その使い方を考えるとそこからお金を生むことができるということを学びました。
今、お金がA~Eまでいろいろな地点に自分を経由して流れているとします。それをAにまとめるから、その代わりこういうことをしてほしい、と交渉することができます。その結果、今まで営業しても反応がなかった商品が売れたりするのです。
お金の流れを操れる立場にある人は強いというのは、旅行業にいる時に嫌と言うほど目にしてきました。上流にいれば上流にいるほど有利です。
そういう流れに入れる人も、仕事を生み出せる人です。

または、大きなお金の流れのあるところに自社の商品がなければ、そこに手を突っ込める商品を開発することで、その流れの一部を自分に向けることもできます。
もっと詳しく言いたいのですが、以前働いていた会社の守秘義務が合えるので言えませんが、私はこうやって「今までなかった売上」を作ってきました。
そして、こういう考えもあります。
生き様がコンテンツになる今の時代、自分だけの物語を持つ人が一番強い。物語はただスマホを見ているだけでは生まれない。知識があるだけでは、主人公になれない。人と関わり、足を動かし、お金を使い、リスクをとり、時間をかけ、誰かの心を動かす。そうしてやっと物語が始まる。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年6月6日
はあちゅうさんのこのツイートは、上記の3つをすべて満たしています。
何もないところから価値を生み出し、自分と他のものをくっつけることで価値を生み出し、そしてその価値を感じてくれる人を集める。
生き様が仕事になっていくというのは、こういうことなのだと私は思います。
【結論】仕事力があれば、フリーランサーでもサラリーマンでもどちらでも良い。
結論を言うと、仕事力があればフリーランサーでもサラリーマンでもどっちでも良いと私は思います。
どちらであったとしても、必要とされる存在ですし、もし会社から追い出されても仕事を生む力があれば食べられないということはありません。
でも、収入の道が一本しかないのは怖い。
だから、仕事を生む力を早く身につけ、様々なことにチャレンジしましょう。
サラリーマンでも複数の収入源を持つようにしましょう。
ブログを始めるというのはその為に今すぐできるとてもカンタンなことです。
もし、「ブログってどう始めていいか分からない!」という場合は、こちらの記事を参考にしてください。

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