英語教育

過去進行形と一般動詞の過去形の違いについて 【中学生の自分に伝えたいことシリーズ4】

今日は塩釜英語寺子屋の日でした。

【塩釜英語寺子屋とは?】

月に二回、無料で主に中学生向けに無料で行っている英語の寺子屋のこと。

塩釜英語寺子屋の詳細はこちらから

塩釜周辺ではちょうど定期考査(一学期の中間考査)が終わったところだったので、解答用紙を持ってきてもらい、中身を確認していました。

その中で、過去進行形と一般動詞の過去形について少し混乱が見られたのでそれについて説明をしたらすごく納得してくれたので、ここでもその時と同じお話をしたいと思います。

ドギー
ドギー
僕もその二つ、区別付かない・・・。

具体的な話に入る前に、まずは中学二年生から気を付けるべき考え方についてお話をしたいと思います。

 

ポイント① 時間の流れを考える

過去進行形と過去形を理解する為にまず重要なのは、「時間の流れを意識する」ということです。中学一年生では「現在形」が中心でしたが、二年生は「過去形」「未来形」も学んでいくからです。

時間の流れを理解する時間の流れを理解する

 

時間は過去から現在に流れ、そして現在から未来に流れています。

当たり前ですが、この流れを理解することが大事なんですね。

そしてそのうえで、過去進行形も一般動詞の過去形も過去の話をしているのだと理解する音が大切です。

 

ポイント② その文の「時間」を把握する → 適切な文法を選ぶことができる

そして、その上でその文法が表している「時間」について考えることが必要です。

キャッティー
キャッティー
つまり、過去進行形と一般動詞の過去形は同じ過去を表しているけど、それぞれの文法が示す「時間」が異なるってこと?

その通り!

過去進行形と一般動詞の過去形は時間に対する考え方が違うのです。

文法が違うということは、意味が違うということ。

だから、二つの過去を表す文法があるということは、意味が違うということなのです。

ではなぜ中学生が二つを混同してしまうかというと、日本語がほとんど同じに聞こえるからです。

 

過去進行形と一般動詞の過去形の日本語訳

過去進行形の日本語訳: ~は~していました。(先生によっては区別するために~しているところでした。と教えることもあります)

一般動詞の過去形の日本語訳: ~は~しました。

「~は~していました。」と「~は~しました。」は、日本語的にはほとんど同じに聞こえるのです。

実際ネットを調べると、こういう声がありました。

過去形が『した』で、
過去進行形が『していた』ですよね。
これは日本語の意味、ニュアンス的に、どうちがうんですか?
『した』と『していた』って、同じに思える・・

教えてgooより

どうですか、あなたは違いが分かりますか?

ドギー
ドギー
全然違いが分からない・・・。

ほとんどの中学生も分からないと言うと思います。

そこで、これを理解するために、いったん現在形である現在進行形に戻って考えてみましょう。

 

中学二年生の文法で分からないことがあれば、いったん現在形に戻ろう

ここで、あなたに「難しい文法に出会った時の考え方」を教えます。

それは、カンタンな文法にして考えよう!

ということです。

 

過去進行形をカンタンにすると、現在進行形になります。

現在進行形は誰もが理解可能です。

現在進行形 = 「今やっていること」です。

 

(ちなみに、一般動詞の現在形と現在進行形の違いはこちらの記事で書きました↓↓)

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つまり、図で表すとこんな感じ。

現在進行形の図現在進行形の図

 

ポイントは、「継続」。今継続していることは現在進行形になります。

 

ということは、過去進行形も「継続」がポイントになると気づけます。

過去進行形の図過去進行形の図

 

過去の「ある時点」でその前から始まり、その後に終わったこと。

これが過去進行形になります。

だから、よく過去進行形の文章を見たら、「ある時点」に該当する単語があることがほとんどです。

例えば、

at seven yesterday (昨日の7時)

when I got up (私が起きた時)

などです。ほとんどがピンポイントと言うべき言葉があります。

(時々、ワークや問題集にこれがないことがありますが・・・)

考え方としては、過去のある時点で何かをしていたこと(継続)を表すときが過去進行形になります。

 

キャッティー
キャッティー
じゃあ、一般動詞の過去形は?

過去に終わった動作のことをいう時に使います。そこには継続の意味はありません。

単純に終わったということを伝える時に使う文法です。

 

ゴリ
ゴリ
過去のことを言う時に、「継続」の意味があったら過去進行形、単純に「したこと」をいう時は一般動詞の過去形、ということだな。

あ、黒板使ってまとめようと思ったのに、ゴリ、まとめちゃったな!!

 

今回の記事がお役に立てば幸いです。

 

今回のまとめは↓↓

過去進行形と一般動詞の過去形過去進行形と一般動詞の過去形

 

 

おまけ:過去進行形の作り方

英文法は並び方に意味があります。

だから、並び方を覚えると良いのですね。

そして、一つの文法には必ず3つの型があります。

ドギー
ドギー
あ、分かる! 肯定文、否定文、疑問文だ!

そう、その3つ!

それぞれの文法のこの3つの型を覚えれば、英語はカンタンになります。

過去進行形の作り方は下記の通り。

肯定文 主語 + be動詞 + 動詞ing ~~.

否定文 主語 + be動詞 + not 動詞ing ~~.

疑問文 be動詞 + 主語 + 動詞ing ~~?
答え方 Yes, 主語 + be動詞.
No, 主語 + be動詞.

この「型」に単語を当てはめるだけで、英文は作れるようになりますよ。

 

なお、下記の「キョクトウ 意味順ノート」は英語の意味の順序があらかじめノートに書かれています。英作文を覚えたい人におススメの英語ノートです!

 

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