あなたはホヤという食材を知っているだろうか?
宮城県の三陸方面で取れる海のパイナップルとも言われるこの食材、こんな姿をしています。
ナショナルジオグラフィックのHPでダウンロードできるこちらの写真。「ほやの赤ちゃん」といたるところで紹介されていますがこれは赤ちゃんでなく大人。ホヤは赤ちゃんの時おたまじゃくしのような形をしていて泳ぎます。そして着床し、あの形に変態します。なのでこやつらはベビーフェイスの大人です。 pic.twitter.com/4L37P9ORLr
— ほやほや学会 (@hoya_gakkai) 2018年6月27日
実際目にするホヤはこんな形。
ちなみにこちらが食用になっているマボヤの大人です。流通している真ぼやは養殖物が多く3-4年で出荷できる大きさになります。宮城県が震災前全国生産量の約8割を占めていましたが2011年震災で壊滅。2014年に復活しました。ほやは復興の狼煙だったわけです。 pic.twitter.com/3nkIqiBSvK
— ほやほや学会 (@hoya_gakkai) 2018年6月28日
復興ののろしとも言われていますが、少なくともホヤと関係のある人にとっては希望の種だったのです。
ところが生産量の7割程度を消費していた韓国が2013年から関東東北8県からの水産物全面輸入禁止を決定。現在もその措置が続いているため本格復活した2015年から、ほやは行き先の7割を失ってしまい2016-2017年は半数近くが廃棄されました。2018年からは廃棄ではなく生産量調整をしていく方針です。
— ほやほや学会 (@hoya_gakkai) 2018年6月28日
そんな中、ほやの販路を広げようといろんな動きがあります!フレンチの三國シェフは大のほや好き!「自分の味覚が形成されたのは5つの味全て持つほやを小さい頃から食べていたから」と、ホヤを使った食育にも力を入れています。実際、ほやが豊富に含む亜鉛は子供の味覚形成に役立つとされています。
— ほやほや学会 (@hoya_gakkai) 2018年6月28日
ほやはお刺身はもちろんのこといろんな食べ方ができる。お刺身と日本酒で居酒屋で食べるだけではなく、牡蠣やホタテのようにもっといろんな選択肢があってもいいはず!
ということでフレンチや中華、ラーメンなど様々な食べ方を紹介する冊子がこちらでダウンロードできますhttps://t.co/CMZNCFkOA9— ほやほや学会 (@hoya_gakkai) 2018年6月29日
そう、たくさんの頑張っている人たちがいます。
今日は、その頑張っている人たちの中から、特に私の地元塩釜で頑張っている団体を紹介したいと思います。
Contents
塩釜市北浜にある「ほやほや屋」がホヤ業界の復活の為に活動中!

塩竈市の中心部近く、北浜の45号線沿いにお店があります。

詳しい地図はこちら。
お店は店舗というよりは一軒家(というか、一軒家で店舗をやっています)。
オープンしている時はのぼりが立っていますので、それを目印に行って頂くと分かりやすいと思います。
ホヤのお店だけあって、メインはホヤ。


などがメニューにあります。
ところで、ホヤというと時々言われるのがこれ。
ホヤって、臭くて食べられない!
確かに新鮮じゃないホヤは臭みが強く、食べられたものではありません(それが良いという人はいますが・・・)。
でも、ここのホヤは大丈夫!
新鮮な時に殻をむいて即例というにしたので、鮮度が保たれているとのこと。
最後に是非知っておいて欲しいこと。
「臭いがきつい」から「ほや」は嫌い。の「臭い」は、「ほや」が内部に抱えている「排泄物」に起因します。
これは鮮度の良し悪しに係らず、水揚げから24時間を経過するとどうしても臭いがでます。「殻つきだから鮮度が良い」=「臭いがしない」ではありません。
24時間以上経過した殻つきより、水揚げと同時に「むきホヤ」にして冷凍保管している物の方が全く臭いはありません。是非、お試し下さい。
また、昨今は、「一度冷凍し、解凍した物の方が甘くて美味しい」との評価をあちこちでいただきます。
ほやほや屋さんでは上記の他にも、「食べやすい形に調理して提供する」ことを通してホヤへの間口を広めることを念頭にいろいろな食べ方を提案しています。
ほやし中華
「ほや塩焼きそば」「ほや塩チャ-ハン」「ほやチ-ズ春巻」「ほや天ぷら」
ほやしゃぶ
新聞でも紹介されているほやほや屋さんの活動
ほやほや屋さんのホヤ産業(と生産者)を救おうという動きは各メディアでも取り上げられています。
ほやラバーズ俱楽部、だと・・・?
そんなある日、Facebookにこんな投稿が流れてきました。
うむむ。これは参加せねば!!
ということで、この投稿を見たその日に店舗に行って会員になりました。
そしてつい先日、会員証が届いたのです。

そして一緒に、グッツのミニタオルが入っていました。

ぜひ冒頭のかわいい「赤ちゃんのような顔をしたホヤ」のグッツも作ってもらいたいです。


ここで、皆さんにお願いがあります。
ほやラバーズ倶楽部に入会してください!
宮城野特産品ホヤのすばらしさを知ってもらえたらうれしいです。
ちなみに、ほやほや屋さんはホヤ料理だけではありません。
ほやほや屋さんは「山ちゃん」と親しまれている料理人の方が調理を担当しており、この地域には多くのファンがいるのです。
塩竈の幻の名店、「仙台屋食堂」さんの山ちゃんの「牛肉大根カレー」が帰ってきました〜ヽ(*⌒▽⌒*)ノ
五目あんかけ焼きそばも美味。
塩釜に来たら、ぜひほやほや屋さんへGO!!
店名 | ほやほや屋 |
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住所 | 〒985-0003 宮城県塩竈市北浜1丁目1−7 |
電話番号 | 022-355-6106 |
定休日 | 火曜日 |
ホームページ | http://hoyahoyaya.com/ |
宮城県産のほやはこちらでも購入可能です↓↓

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の山内鮮魚店さんのウェブサイトです。
塩釜で他に頑張っている人たち

https://takahanalee.com/2018/09/03/guesthouseinshiogama/