英語教育

英語のリーディング力を伸ばす勉強法【決定版!】 【中学生の自分に伝えたいことシリーズ3】

イメージリーディング

前回の記事「be動詞と一般動詞の違いを見分ける方法」では中学一年生が間違いやすい文法について、どのように見分ければいいかというお話をしました。

be動詞と一般動詞の違いを見分ける方法
be動詞と一般動詞の違いを見分ける方法 【中学生の自分に伝えたいことシリーズ2】私が中学生に英語を教えていて感じていることは、文法への理解が足りないと中学英語は理解できないということです。 それもそのはず、中学...

大事なのは「英文法が違うということは意味が違う」ということ、そして文法とは「どういう順に英単語を並べるか」ということなので、その「並べ方」をマスターすると良いという話でした。

今回の記事では、「英語のリーディング力を伸ばす勉強法」というテーマで、英文がスラスラ読めるようになる為の3ステップの詳しいお話と、リーディング力アップの為のまめ知識についてお話をしていきたいと思います。

ドギー
ドギー
うわあ、今回も僕の為になりそうな感じ!

この記事では主に中学3年生が英語のリーディング力を向上させることにより、高校受験の英語に対応できるようになる為のヒントをたくさん書いていきます。

高校受験では出題の大部分が長文読解となります。だから、英語のリーディング力があるかないかは高校受験で良い点数を取れるか取れないかの重要なポイントになります。

また、英語が苦手な高校生が英語を得意になっていく為には英文リーディングが得意になることが近道です。その方法もここでお伝えしていきたいと思います。

中学1,2年生も、今の段階からここで書かれている内容を意識していくことで、英語が読めるようになり、その結果英語の勉強が楽しくなりますよ。

では、さっそく見ていきましょう!!

(この記事へのうれしいコメントを頂きました!!)

英語のリーディング力を伸ばすステップは3つある

まず最初に、そもそも英語のリーディング力とは何かというお話をします。

英語のリーディング力を上げていくには、下記の3ステップで考える必要があります。この順序で勉強していくと、英語が読めるようになるのです。

これは私自身の経験、そして多数の生徒さんを指導してきた経験から確立されたステップです。それぞれの内容を80%ほどマスターしてから次に進むようにしたら良いでしょう。

英語のリーディング力をつけるにはステップを踏んで英語のリーディング力をつけるにはステップを踏んで

 

ステップ1 英文を無理なく読めるようになる

まず一番最初に大事なのは、英文をささっと読めるようになる練習です。

これは、「英文を読みながら理解する」というレベルの話ではありません。あくまでも、英文をスラスラ読めるということで、意味が分からなくても良いのです。

多くの場合、英文を読む時に二つのことに頭を使います。一つは英単語を読むこと、そしてもう一つは文章を理解すること。

いきなりこの二つを一緒にやろうと思うと頭がパンクします。情報過多、もしくは稼働しすぎでオーバーワーク状態になってしまうのです。だから、順序を決めて伸ばしていくのです。

ではどちらが大事なのかというと、まず「読めること」が大事です。なぜかというと、読めないとそもそも単語の意味を理解できないからです。

自分ではスペリングを覚えていないと思っている単語が文章で出てきたとしても、「読んでみると分かる!」ということはあるのです。音としては単語を覚えているけど、スペリングでは覚えていないという時にこれが起こります。そしてこれは結構多いのです。

だから、まずは音として英文が読めるようになりましょう。

その為に重要なのはフォニックスです。フォニックスが分かれば、英単語はかんたんに読めるようになります。それはイコールで、英文も読めるということなのです。

フォニックスに関しては下記の記事を参照ください。

フォニックス
英語の発音記号の覚え方・・・というか、覚えなくても大丈夫です!昨日こんな記事を書きました。 https://takahanalee.com/2018/06/10/learngrammar/ ...

ステップ2 英文の理解力をアップする

次に必要なのは、英文の理解力をアップすること。

音として読めるし、単語の意味が分かっても、英文の意味が分からないということがあります。それは、文法を理解していないということです。

英文を理解するということは、下記の公式で表せます。

英文理解 = 単語力 x 英文法理解

英文を音として読めるのに意味が分からないという時は、単語力ないしは英文法理解のどちらかに問題があります。しっかりと学びましょう。

be動詞と一般動詞の違いを見分ける方法
be動詞と一般動詞の違いを見分ける方法 【中学生の自分に伝えたいことシリーズ2】私が中学生に英語を教えていて感じていることは、文法への理解が足りないと中学英語は理解できないということです。 それもそのはず、中学...

もし何から手を付けたらいいか分からない、という場合は、中学3年生までに学ぶ英文法を理解できる教材を買い、それを覚えましょう。

中学の英文法は65~75%は分かるというレベルにしましょう。残りは長文を実際読みながら、分からないところを調べて分かるようになっていけば大丈夫です。

ただし、覚えている内容があまりに少ない場合、「自分が何が分からないか分からない」という状況になってしまいます。これでは先に進めないので、まずは65~75%くらいは学習して覚えましょう。

キャッティー
キャッティー
全部完璧にしないといけないと思っていたよ。
ゴリ
ゴリ
ある程度の基礎を付けたら、あとは実践で覚えろ、ってことだな。

「意味の区切り」で文意を捉える

ちなみに、英文理解の上で大事なのは、「意味の区切り」を見分けられるようになることです。

しかも、大事なのは二つ。

「主語」と「動詞」です。

英語が苦手な中学生を指導していて気付いたのは、文章を読んでもこの二つが分からないというのが原因でした。

そこで、私は一緒に高校受験対策問題集の1ページの英文を一緒にどこが主語で、どこが動詞か見ていったのです。

数をこなすとだんだんわかってきます。「ああ、主語はここで、動詞はこれ」と分かるようになるのです。

少し難しいのは、主語は長い場合10単語くらいあることもあるので、それを見分けられるようになる為には「意味の区切り」ないしは「意味のかたまり」を見抜けるようになることが大事です。

こういう意味の区切りで読んでいく方法については、下記のサイトに詳しいです。

スラッシュ・リーディングとは、文の構造(=5文型)をつかみながら、文に区切りを入れていき、それぞれ独立した意味をとっていく技法です。意味を区切ることは、英文を読解するために不可欠なテクニックです。なぜなら、英文は日本語と語順が違うため、意味が取れなくなるからです。

英語の長文読解のコツ!スラッシュリーディングのルールと8つの方法

または、教材も販売されています(この教材はちょっと大人向けですが)。

私自身は英文を大量に読み込むことでこの「意味の区切り・かたまり」について気づけましたが、中学生・高校生は他の教科の学習や部活で忙しいと思いますので、こういうサイトや教材から学んでショートカットした方が良いと思います。

これ、私が中学生の時に知っていたらなあ・・・。

ステップ3 イメージリーディングをマスターする

さて、英文を音を問題なく読めるようになった、そして十分英単語・英文法への理解がついた。

そうなったら次にやることは、イメージリーディングです。

イメージリーディングイメージリーディング

 

人間の脳みそは良くできていて、英文の音を読む練習をすると最初は脳みそがフル回転しますが、だんだん低速回転でも読めるようになっていきます。

また、英単語・英文法も繰り返し見ていくことで自動的に脳みその中でつながりが生まれてきます。すると、力を使わなくても正解にたどり着けるようになるんですね。

そうすると脳みその処理能力は余っている状態になります。それを使って行うのが、イメージリーディングなのです。

ゴリ
ゴリ
なるほど。だから、異なった順番でやったり一度に2ステップやるのは難しいのか。

英語を英語のまま読めるようになる方法

イメージリーディングとは英語を英語のまま読めるようになる方法です。

魔法のような方法に聞こえますが、やることは単純です。

英文を読んだ時、通常頭の中はどうなっているかというと、それを理解するために日本語にしようとするのです。

この作用を意思の力で止めて、代わりにイメージで英文を捉える練習をするのです。

例えば、This is an apple. という英文があるとしたら、それを「これはリンゴです」と頭の中で訳すのではなくて、ひとつのリンゴに指をさしているイメージを頭に浮かべるのです。

イメージリーディングで読む近くにあるリンゴのイメージ

 

このイメージで英語を読むというのは最初はなかなか難しいですが、慣れるとカンタンです。気づいたらいつの間にかできている。そういう風に感じるはずです。

私の教室で行っていること

私の英会話教室の中高生向けのクラスでイメージリーディングをマスターするためにやってもらっていることは、かんたんな英語の本を早めのスピードで読んでもらい、その内容に関して質問をするという方法です。

教室で使っているのはこの教材です。

この本は6ページで一つの物語が構成されていて、中3レベルの英語しか使われていないので、中学3年生、もしくは高校生がイメージリーディングをマスターするのに適した教材のひとつです。

教室では先生が正しく読めているかどうかチェックし、まずは読んでもらいます。どんどん読んでもらいますので日本語に訳す時間はあります。大体ひとつの話につき5分以内に読んでもらいます。

そして、読み終わったら内容について質問していきます。生徒さんたちはあらかじめ質問されると分かっているので、内容を理解しようと思いながら読んでいます。でも、日本語に訳すには時間がないのでイメージでとらえるしかないのです。

そして、中級者クラスになると「内容を要約して英語で説明する」という課題になります。これ、全体をちゃんと理解していないとできません。

最終的には自分で問題を作れるレベルを目指します。

これが私の教室でやっていることなので、ぜひやってみてもらえたらと思います。

 

英文法は分かるのに読むことができない時は

さて、英文法は分かる。でも、読んでも意味が分からない。ということがあるでしょう。

その場合、特に高校生には下記の教材をおススメします。

もし上記の著者の内容が合わないと感じた場合は、下記の教材でも良いでしょう。

予備校の教材はなかなか優秀なものが多いです。

英語のリーディング力を伸ばすことができる無料のサイト

また、無料で英文に触れらえるサイトをいくつか紹介します。

この中で「自分が気になった本」もしくは「興味のある分野の本」を読むと良いでしょう。

Google Books
https://books.google.com/
(興味のある分野の単語を入力し、検索)

Project GutenBerg
https://www.gutenberg.org/

Internet Archives
https://archive.org/

バーディー
バーディー
いろんな本が無料で読めるんだ! すごい!!

英語のリーディングスピード(速度)を上げる方法

最後に、リーディングスピードを上げる方法をお伝えします。

まあ、これは単純です。早く読む練習をする。これだけです。

ゴリ
ゴリ
おいおい。それだけかよ。本当に。

まず、早く読む練習をします。その際意味が分かるかどうかは置いておきましょう。

読むスピードが速まったら、そのスピードでも理解できるようにしていけばいいのです。基本は最初にお話した3ステップと一緒です。

だから、重要なのはたくさん読むこと。しかも良著を読むことが大事です。

英語伝The English Storeなどは良い教材も多く取り揃えてるので、見てみていただけたらと思います。

 

英語のリーディング力をつけるには?

① 3ステップで順番に力をつける。
② 英文の理解はスラッシュリーディングを活用。
③ 多読がカギ。

 

中学英語をまんがでやり直す本
英語が苦手な受験勉強中の中学3年生はこの本を読め!「中学英語をまんがでやり直す本」の書評中学3年生にとって高校受験前の最も大事な時期である夏休みが終了し、9月に入りました。 この夏休み、しっかり勉強できたでしょうか? ...
過去進行形と一般動詞の過去形の違い
過去進行形と一般動詞の過去形の違いについて 【中学生の自分に伝えたいことシリーズ4】今日は塩釜英語寺子屋の日でした。 【塩釜英語寺子屋とは?】 月に二回、無料で主に中学生向けに無料で行っている英語の寺子屋のこと。...

 

 

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。