教育

子供が「できない」とのが口ぐせの場合、気を付けなければならないのは大人の方だ。

自信のある女の子

子供たちに英語を教えていて何が一番難しいかというと、「できない」という子供たちを指導することです。

英語を覚えるということは、今まで知らなかったことを学ぶということ。

もちろん、それは簡単なことばかりではありません。覚えなければならないことも多く、難しく感じることもあるでしょう。

そういう時に、それにチャレンジしていくのか、それともあきらめてしまうのか。それが英語習得の差につながっていきます。

 

実は、あきらめてしまうのが多い子供には、ある法則があります。

それは、あきらめてしまうことが多い子供は、「できない」というのが口ぐせであるということです。

ゴリ
ゴリ
それは本当にできないというより、そう思い込んでいるというということだな?


ゴリの言う通り、「できない」というのはほとんどの場合思い込みであり、やればできるのです。

単純ですが、やらないからできないのです。

でも、「できない」と思っている子供は、そう思い込んでいるので努力をしません。「努力してもどうせできないし」と思っているからです。

そういう時にどのように子供にできると思ってもらえるようになるかについて、この記事ではお話をしたいと思います。

 

5年前に教室に来た自分に自信のなかった女の子

ここで、一人の女の子をご紹介させてください。

仮にA子ちゃんという名前だとしましょう。

このA子ちゃん、母親に言われて、私の教室で英語を習いはじめたのですが、最初はとても暗い感じで、自分に自信がなく、言いたいことも言えず、発話もか細い声でしかできないような子でした。

最初、どのように教えていけばいいか、ネイティブの先生とも頭を抱えていました。

一緒に学んでいた子が自分に自信があり、どんどん覚えていくのを横目に見て、比べていたのかもしれません。

しかし、根気よく教えていくことでだんだんと分かるようになっていきました。

すると、学んだことを吸収するスピードが格段に上がり、より英語が分かるようになっていったのです。

 

しかも、小学校の英語の時間に自分が最も理解できていることを知ってからは、自信をのぞかせるようになってきました。

客観的に見ても自分はできる、そう思えたからだと思います。そして、自信がつくに比例して英語力も向上していきました。

自信のある女の子

それを見た私が気づいたことは、「心の状態が学習結果に非常に大きな影響を与える」ということでした。

この生徒さんは今も通ってくれていますが、英語でのコミュニケーション力が高く、ネイティブ講師ともしっかりコミュニケーションが取れるほどの英語力が身についています。

もちろん、覚えなければならないことはまだまだありますが、高校生の平均よりははるかに上のコミュニケーション力を持っているでしょう。

 

自信がなかった生徒さんに自信をつけてもらう為に具体的にとった方法

では、具体的にどのような方法で自信をつけてもらったかというと、スモールビクトリー(小さな勝利)を続けて体感してもらうという方法で行いました。

「英語を話せるようになる」というのは大きな目標ですが、それを細分化して、一つ一つのゴール設定をしたのです。

アルファベットを覚えて

フォニックスを覚えて

単語を絵を見ずに読めるようになる

テキストをスタートして、短期間で終わらせる(この目的の為には薄いテキストが良い。「これだけやった」という量を見せられるように)。

英検にチャレンジする

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小学二年生が英検に初挑戦する際にオススメの参考書とその活用法英検指導をしない英会話教室の講師が教える秘密 こんにちは! 鈴木貴之です。 今日は小学二年生が英検に初挑戦する時に使えるおススメ...

これらは一つ一つはスモールゴールです。英語学習というマラソンのような長い時間がかかることに対して、中継地点を決めて、一つ一つにたどり着いてもらうように設計してあります。

中継地点にたどり着く度にゴールが近くなっていきます。そういったことの積み重ねの上に、自信はついていくのです。

いきなり何もないのに「自信を持て!」というのは無理なのです。

「本当に自分はできる!」と思ってもらうようにするためのゴール(目標)設定が大事だということです。

キャッティー
キャッティー
少し手を伸ばしたら届くくらいの小さな目標設定をたくさんすると、前に、前に進めるということだね。意識しなくても。

 

「できない」という言葉は誰かから植え付けられる

最後に、とても重要なことをお話したいと思います。

それは、「できない」という言葉は自分から子供の頭の中にパッと浮かぶのではないということです。


子供の「できない」という言葉は、多くの場合自分がチャレンジしてもできないというより、誰かとの比較の中でできないと思うようになることが多いと感じています。

例えば、兄弟での比較。

「お兄ちゃんはできているのに、なんであなたは・・・」

友達との比較。

「●●君はもうすでにこんなにできているのに、あなたは・・・」

もし、周りの大人にそう言われ続けたとしたら、子供は「自分なんてどうせ」と思うようになるでしょう。

そして、「できない自分」を受け入れ、どうせ「できない」から「やらない」ことを正当化するようになります。

 

でもこれって、誰の責任でしょうか?

 

私は大人の責任だと思います。

 

比べたくなる気持ちは分かります。でも、比べるべきなのは、「過去の子供自身」であり、決して「周りの誰か」ではありません。

だから、周りの大人も、その子と「他の誰か」を比べるのはやめてほしいのです。

これは100%断言できますが、「過去のその子自身」と比べたら、必ず「今のその子」の方ができることは多くなっているはずです。そこを見てあげてほしいのです。

 

自分に自信のある子どもの成長力は目を見張るものがあります。

3日会わなければ全くの別人だった。

そんなことは男の子だけではなく、女の子にも起こります。

 

どうしても比べそうになったら、「時間軸」を思い出してください。

時間軸を横で見る(同じ時間で水平に見る)と、他の子と比べたくなります。でも、時間軸を過去現在未来という視点で見ると、その子のことだけ見られます。

 

すべての子が、自分に自信をもって成長できることを願っています。

 

https://takahanalee.com/2018/05/31/%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%8A%E6%82%A9%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%81%8A%E6%AF%8D%E3%81%95/

 

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